めじるし。

右側の、ふたつめの星を朝までまっすぐ。

インド入国までの道程~リサーチビザ取得編~

あっという間にインドにきてから1ヶ月たってしまいました。

でも物事はゆっくりちょっとずつしか進んでおらず、インド人の時間感覚は悠久ですね。。。

日本はゴールデンウィークまっさかり、という感じでしょうか?
うらやましいです・・・。

5月ともなるとデリーは毎日40度超えてます><
暑いです!!でもドライバーさんに「Is it the hottest season in India?」
と聞いたら「まだまだ始まったところだよ!」とのこと。。。
これから45度とか超えることもあるらしく、戦々恐々としております。


さて、前にもちょっとだけ書いたと思いますが、インドは180日以上滞在する場合、入国後14日以内FRRO(Foreigners Regional Registration Office)というところで外国人登録をする必要があります。

これがどうもかなりの曲者らしく。

インド赴任経験者からは一様に大変だったという感想を聞くし、ちょっと検索するとブログとかでもさまざまな体験談がヒットします・・・。

しかし、ウェブ上での体験談はたいていビジネスとか雇用ビザで赴任されている方(か、帯同されてきているその奥様)のものが多く、私のようなリサーチビザの場合にはまた提出書類が違ってくるようです。

大学院等に留学する場合には学生ビザもあるのですが、どうやら、博士後期あたりからはこのリサーチビザを求められることもあるようです。
参考: http://www.koredeindia.com/007-07.htm#0721

しかし私は学生ではなく、現地研究所のAffiliated Researcherというステータスで赴任しているので、選択肢としてはリサーチビザのみになります。たぶん。
*1

このカテゴリのビザは取得に関してもけっこう情報が少ない・・・。(このビザで渡航する人自体が少ないのかもしれないけれど・・・)

というわけで、なんらかの参考になればと、まずはリサーチビザでのFRRO登録の体験談の前にリサーチビザ取得編をアップしたいと思います。
ただし、最終的な発行を行うビザ申請センターとのやりとりは私は代理店にお願いしてしまったので、その前の大使館とのやりとりがメインです。(ビザセンター周りの情報はけっこう詳しいものがウェブにいろいろあるので、検索してみてください。)


インドは、ビザの発給を大使館ではなく「ビザ申請センター」という機関に外注しているので、詳細はそちらのウェブサイトに載っている・・・はずなのですが
http://www.indianvisaatjapan.co.jp/index_jp.html

リサーチビザについては

申請者は、オンラインビザ申請をする前にインド大使館東京で特別許可承認書を得る事が必要です。 (電話03-3262-2391)

1.日本国籍者基本必要書類1から3、および4と5(該当する方)
外国籍者基本必要書類1から6、7など該当申請書を用意してください。

2.インド大使館東京からの特別許可承認書のコピー

と書いてあるのみで、まず、大使館からの「特別許可承認書」とやらをもらうために必要な手続きが載っていないという・・・。

うちの会社は海外赴任の際のビザ手配を一括して外注しているのですが、そこの代理店担当者もインドのリサーチビザはあまり経験がないということで、何度たずねても要領を得ず。。。
雇用証明書は出るんですか?とか言われたり。。。
だから私の場合は雇用ビザじゃないんだって・・・!

以前リサーチで赴任していた諸先輩方に話を聞いてみると、赴任先の機関からのインビテーションレターと、推薦状(3通も!)が必要とか、大使館での面接がある、というようなことがわかりましたが、ビザセンターができる前の情報もあるし、今と前とでは条件や手続きも違う可能性があり。

とりあえず、先にインビテーションレターが必要なのだろうことはわかっていたので、まずは赴任先に正式なAffiliationの申請をすべく、英語で研究計画書アカデミックCV(研究者版の職務経歴書。英語で書く。)*2を泣きながら作成して、その他の必要事項を埋めて申請書類を提出。

実際には前年の出張時に訪問して、メールでもやりとりして、Affiliationオッケーだよ、というような回答をもらってはいたんだけど、やはり正式手続きは必要です。

研究計画書自体は「日本語では」何度か書いたことがあったし、実際、今回の赴任に当たっても社内の内部審査のために研究計画を提出していたので、それを外注して翻訳してもらえば?とも言われたのですが、これまで、何度か仕事で出した外注の翻訳会社では、あまりよくない印象があったので、自分で書き直すことにしました。

元々、翻訳に出すことを前提に文章も書いていればいいんだと思うけど、日本語で成立するように書いた文章を英語にそのまま訳すと、構成がおかしいんだもの。。。

日本語だと、まず研究の背景と目的、みたいにゆるっと背景書いてから「そこで、本研究では・・・」っていう感じだけど、英語だとまず、最初に目的をどーんと簡潔に書いてから背景とか説明すること多いし。

内部の日本人向けに書いているものと、インド人向けに書いているものでは背景の説明すべきポイントも若干違うし。


でも、書き直してみて、かなり自分の英語力にへこみました。。。上司にみてもらっても意味わからないとか言われるし。。。
最終的には、ゼミの先生に泣きついてだいぶ手をいれてもらいました。。。


本当は私がそっちをやっている間に代理店に大使館かビザセンターに問い合わせしてほしかったのに、なんどせかしても代理店が要領を得なかったのでとりあえず自分で大使館に電話をしてみることに。

まず、上記のサイトにあった問い合わせ番号にかけると、アナウンスにしたがって内容別に番号を選択していく形式になっていました。

しかし、うちの会社の電話機がトーン回線?なんかそういうのじゃなかったらしく、何度やってもうまくつながらず。。。絶対なにかがおかしい・・・と思って自分の携帯からやり直したらやっとうまくいきました。。。

何度、Thank you for calling Indian Embassy Tokyo Japan!っていうアナウンスをきいたことか。。。

そして、番号選択で「日本語」「ビザに関する問い合わせ」、っていうところを選択してつながった!と思ったら、「うちじゃありません!ビザセンターにきいてください!」とにべもなく断られる・・・(・・;)
だってビザセンターのページに大使館に聞けって書いてあったのに!!「リサーチビザなんですけど・・・」と食い下がっても、ビザセンターに聞くようにとの一点張り。

最終的には、番号言うからメモしてください!と有無を言わさずビザセンターの電話番号を言われて切られました・・・。ひどい・・・><

今思うと、あれは、りょうじぶにつながっていたのかも?

ビザセンターにかけろ、と言われたから、こっちでも違うって言われるだろうなーと思いつつ仕方なくかけてみたら、予想通り「うちじゃないです。大使館に聞いてください」と言われる。「でも大使館がビザセンターに聞けって・・・」と食い下がったら、「担当部署はPIC wing*3というところです。」と言われ。

とりあえず、部署名を聞いたので、今度は大使館の番号案内で選択するときに、機械の案内じゃなくて人間が出るであろう「受付」を選択して「May I Speak to the officer of the PIC wing?」とかなんとか言って、受付の人にその部署につないでもらい。
でも、その先、複雑な内容を電話で聞き取れる自信がなかったので、保留の先で「日本語話せる方はいますか・・・」と適当な英語で言ってみたら、日本人の方が出てくれました・・・。
よかった。。。英語の電話、音が聞き取りにくいし、表情わかんないしほんとに苦手。。。顔を見てゆっくり話せばまだなんとかなるんだけど。。。

そして、事情を説明し、必要書類のリストと、記入するフォーム(なぜか何度もコピーを繰り返したであろう背景のつぶつぶ汚れ(?)を含む斜めったったスキャンの画像データ・・・)と注意事項をメールで送ってもらいました。

その都度必要書類や部数は変わる可能性がある*4ので、ご自分で問い合わせる必要があるかと思いますが、基本的には下記のとおりです。

  • 4ページくらいある申請書(英語/ヒンディー併記)を埋めること*5
  • 証明写真(背景の色やサイズに気をつけて!)
  • パスポートのコピー
  • 研究のシノプシス*6
  • 受け入れ先機関からの承認書(公式レターヘッド・直筆サイン入り。単なるインビテーションではなく必要記入事項が決まっており、指定の書式あり。)
  • 現在の雇用者(または在学中の大学)からの、ノーオブジェクションレター
  • 3人の教授・研究者等からの推薦状

推薦状は全部、現在の所属から貰う必要があるのかな?と思ったけれど、各方面に相談したら外部のも混ぜたら?と言われたので、私は直属の上司である図書館長(一番詳しく私の職歴や赴任に関する背景等を書いた)と、うちの会社の南アジア研究者で以前同じ機関に赴任していた方(私が研究会に出席していたことや、その機関との関係性などを書いた)と、学部・大学院時代の指導教官の先生(私の図書館情報学的な研究におけるキャパシティとかを書いた)にお願いしました。
これは以前赴任していた方に例文を見せてもらい、さらにネットでいろんな英文推薦状をカンニングしつつ、一応自分のステイタスにあった形で下書きして、ご本人に見てもらい、内容や文章を手直してもらってからサインを貰いました。
これも、それぞれの方の属機関公式レターヘッド用紙(あればカラーのほうがいいです!)で直筆サインが必要です。ここ重要。


申請書も学歴、学位や家族の情報はもちろん、過去10年に行った事がある外国とか、インドへの渡航経験があれば、その日程と訪問先等を書かされたり、色々と細かいです。

そして、大使館の方のいうことには、「リサーチビザの場合には、発行後4週間インドに入国できません」とのこと・・・(・・;)

えー。そしたら2月中に出なかったら完全に年度内出発はアウト・・・!><

インドの研究所からのインビテーション(オリジナル)がないと申請はできないので、書類はEMS(国際スピード郵便。インドからだと最短4日くらいで届く)で送ってくださいね・・・?と念を押しつつ審査の進捗をじわじわと待ってみるものの、なかなかこない。。。と思っていたら、なぜか新潟の実家の弟から「なんか(姉)の名前で英語でメール来たんだけど?」って添付にインビテーションのコピーがついたメールが転送されてくるではありませんか(・・;)

なんで実家に!?

Emergencyのときの連絡先っていうところに書いていたから?
でも、緊急連絡先って言ったら普通本人に何かあったときだよね???
なにゆえ。。。

しかし、とりあえず、弟が気づいてくれてよかった・・・。

オリジナルのレターはまさか、実家(新潟)に送ってないよ・・・ね・・・?と思って、メールでどこに送ったか確認したら、そのまさかです。。。
悪い予感は的中するものです・・・。
郵便も新潟に送っているというではありませんか。。。
しかもEMSって言ったのにRegistered Air(国際書留)とな。。。
まあ、エアメールでもこれまでの経験ではなにもなければインドから1週間くらいで届くと思うけど新潟から転送してもらうのにまた時間がかかるじゃないか><
仕方ないので実家に連絡して、なんか英語でインドから書類が届いたらすぐにこっちに転送して!!と連絡しておきました。


そんな紆余曲折を経て、なんとか書類をそろえて、大使館宛に提出・・・。


次は面接*7なのですが、この日程がなかなか決まらず。メールをしてみても返事もこない><。

1月は共和国記念日(今年は安倍首相がゲストで招待されていた国民の祝日。)の近辺だったりして忙しいのかな・・・。と思っていたけど、しびれを切らして再度大使館にメールをしてみるもやっぱり返事がないし、なるべくメールで連絡してほしいといわれていたものの、らちがあかないので電話をしてみることに。

しかし、電話がつながらない・・・・!

今度は、以前電話したときに内線番号を聞いていたので、音声ガイダンスのあとに直接内線番号を入力したんだけど、コール音がしばらくなった後「ラインがビジーです」的なアナウンス(英語)が流れてぶちっと切れたり、やっと人が出て「May I Speak to・・・」と担当者を呼び出してもらおうとしたら「いない」と言われたり。
またかけなおしたら「One Minute(これ、Wait a momentのことだと思うけど、インドの人よく言います。ヒンディー語だと“エーク(1)ミナット(分)”)」と言われて保留にされたのに、1分どころか5分以上ずっと保留音を聞かされ続け、そして突然ぶちっと切れるという・・・・「えぇぇぇぇ~!?」電話でこんな仕打ちは初めてです。。。

気を取り直して、午後にまたかけてみたら、今度は無事担当者につながりました。

私が送った書類は見てもらえたかたずねてみると、まだ・・・とのこと。。。

では面接はいつごろしてもらえそうか、と聞くと、担当官が出張で札幌に行ってます。と・・・。
なぜかさっぽろ雪祭りにインドのプロジェクションマッピングが出展してたので、それ関係?などと言われつつ、出張じゃしょうがない。。。戻ったらなるべく早く見てもらえるようにしてください!><とお願いして、とりあえず電話を終えました。

ちなみにこちらにゆきまつりの件は詳しくかかれてます。プロジェクションマッピング動画もあるよ!
http://etours.jp/india/archives/5714

この時点で2月に入っていたので、4週間入国不可、という制限を考えると、そろそろ年度内赴任のタイムリミット・・・。

あせった私は、このまま待ってたらまた放置される・・・と思い、電話がつながらないのに懲りたので、今度はメールで具体的に何日と何日と何日の担当官の方のご都合はいかがですか?この週に面接をしてもらいたいです。的な内容を送りました。(でも、電話する前にはメールも完全無視されていたんだけど。。。)

すると、今度は向こうからすぐに電話が来て「出張がなくなったので、2/11にこられますか?」とのこと。日本は建国記念日で祝日だけど、インド大使館的には営業日だそうな。
「もちろん、いきます!」と二つ返事。(しかし、出張が「なくなった」っていうのはどういうことよ・・・???)

そして。面接当日。

英語で研究計画を書いたものの、先生や上司や先輩にかなり助けてもらってやっと書き上げたし、その場で質問されてちゃんと口頭で説明できるか非常に緊張しつつ大使館に行くと、担当官のインド人は優しそうな女性の方で。

私のブロークン・イングリッシュもニコニコしながら聞いてくれて。

質問は研究内容と、現地での仕事のパターンや休日の予定(なんで?怪しい行動しないように?)とか、インド渡航暦とそのときに訪問した具体的な場所や、ほかの海外渡航暦に関してなどでした。

しかし、あまりに私の英語がブロークンだったので、逆に「ヒンディーはしゃべれるの?」とたずねられる始末。
「うっ・・・。ちょっとだけ・・・」とうろおぼえのヒンディーで言ってみたら、だ~~~っとヒンディー語で色々言われて、ブランクがあってなまっていたのもあるし、私の語彙は小学校低学年レベルしかないので、ぜんぜんわからず、目を白黒させていると「・・・。大丈夫、現地に2年もいればヒンディーも上達するわ」と慰められ。。。

「はい・・・。インドでもレッスン受けるつもりです。」

しかし、問題は書類です。

3部用意したうちの1部だけがオリジナル(原本)で二部はコピーでしたが、「オリジナルがない、オリジナルはあなたが持っているのか?」と言うではありませんか。
このときばかりはやさしそうな担当官の人も厳しい表情で、なかなか引き下がりません。

私は「3部全部オリジナルじゃないといけなかったんですか? 私は2部はコピーでもいいと思っていました」と言ってみるものの、どうも話がかみ合わない。

これ、前にビジネスビザを取ったときにもあったんだけど、サイン入りのオリジナルのレターにもかかわらず、「これはオリジナルじゃないでしょ」って難癖をつけられるパターン。
前のときは再生紙に白黒で印刷したものに、ボールペンでサインしてもらってたんだけど、それがオリジナルに見えないといわれて、英文の書類にもかかわらず、公印(日本語の契約書とかに押すやつ)を押してくるようにと代理店の人がつき返されていました。

今回は正式なウォーターマーク入りのレターヘッド用紙だったのに、「これはオリジナルにみえない・・・」と言われ。
うちのレターヘッド、ごくシンプルな白地に黒なのがいけないと思う。。。
インドの研究所が発行してくれたカラーの方は何も言われなかったし。。。
でも、目の前で言われているので、「これは、フォトコピー(再生紙)でこっちがオリジナルで、ほら、紙が違いますよね?これがうちのオフィシャルレターヘッドのオリジナルです。」と言い張ったらゆるしてもらえました。

思うに、インドの人の書類のサインって、なぜかいつも青いボールペンなんだけど、日本だと黒のほうが多いじゃないですか?(青でもいいと思うけど)
インドに提出するときは、せめてサインを青にしたほうが、コピーと疑われる率が減るんじゃないかとふと思ったり。(単なる推測ですが。)

そんなこんなで、研究内容を確認し、私が怪しいものではないということが理解してもらえたようで。
ブロークンイングリッシュだし、ヒンディーもだめだし、逆に頼りなく見えたのか「インドではヘルプしてくれる人は誰かいるの??」と単身での渡航を心配されてしまったり(^^;

面接が終わりの雰囲気になってきたので、「どうしても3月に出発しないといけないんですが、何日くらいで承認書は発行してもらえますか?」とたずねると、「何日とはいえないし、ほかのイシューもあるけど、なるべく早く発行できるようにトライしてみるわ」と言われ。「でもビザが出てから4週間は入国できないんですよね?承認書出たあとにビザセンターに行くんですよね?」と食い下がってみたら「うーん?まだEnough timeじゃない?」と。
その時点で2月11日。タイムリミットが迫っている上に2月は28日しかない。
ほんとにイナッフか・・・ぎりぎりだよ~><と思ったものの、そこは信じるしかない。
でも、彼女はけっこうてきぱきしている印象だし、信頼できそう。
「ぜひ、よろしくお願いします。今日はお時間割いていただいてありがとうございました。お会いできてよかったです。」と笑顔で握手をしてオフィスを後にしました。

後日談。

彼女は本当に急いでくれたようで、火曜日に面接して、金曜の夕方に「承認書が出ました」と日本人の担当官の方からスキャンコピーが添付されたメールが!おお!!ありがたや!!
さっそくスキャンコピーを代理店に転送して、その他の必要書類は送ってあったので、これでビザセンターの方よろしくお願いします!!とメールしました。

で、大使館からは「直接とりにきますか?送りますか?」と聞かれたので、金曜の夕方で今から都内に出て大使館に向かったら閉館までに間に合わないし、月曜は午前にはずせない会議があって夕方予防接種の予約を入れていたためちょっと身動きとれない感じで。
「申し訳ありませんが、送っていただけますか?できれば速達にしていただけると大変ありがたいのですが・・・」と言ってみました。
まあ、最悪速達じゃなくても都内からなら通常2日くらいで届くはず、と思ったのが甘かった・・・。

3日たっても届かない・・・。3日目に、午後の郵便仕分けで届くかなー?と思っていたのに手に入らず。
その後午後にはアポがあったので打ち合わせを終えたあとさすがに不安になって電話をかけると・・・「すみません、まだ手元にあります。。。」とな!?
私、あれだけ急いでるっていったじゃん!!><

「・・・。状況はわかりました。明日、朝イチでとりに伺います!」(首洗ってまっとけ!)

と、電話を切った後、とりあえず、代理店にも電話をかけ、状況を説明し。

承認書のオリジナルと、パスポートのオリジナル、そして申請書類(オンラインで入力して作成)に本人の署名が必要だったので、大使館で承認書を受け取ったその足で待ち合わせをすることに。

でも、大使館対応ではいまいち要領を得なかった代理店の担当者さんですが、ビザセンター対応は慣れたものでした!

メールで転送しておいたスキャンである程度まで手続きを進めておいてくれたので、オリジナルのパスポートを渡したら「たぶん2,3日で発給されると思いますよ」とのこと。素敵!!

この時点で2月21日。4週間のリミットぎりぎりかもしれないけど何とかなりそう!?

その後、ぎりぎり2月の最終週に、大使館(別の部署)から電話があり。「本日付でビザ発給予定ですが、何日のフライトで入国しますか?フライト番号と旅程表を送ってください。」と・・・
よ、よかった!!
しかし、私はどうしても3月中に出たかったけれど、ビザが間に合うかわからなかったのでフライトはまだ予約していなかったのでした・・・。
「えーっと、逆に今日付けでビザが出るっていうことは、何日から入国してもいいんですか??」と一応確認。
電話の向こうで英語で確認のやりとりをしていたけれど、結局きっかり4週間(翌月の同日)から可能、とのことでした。(でもその電話では、なのでその都度変わることもあるかも?)
そんなこんなで、関係各部署と相談して、フライトを手配して、決まり次第メールでItinerary送ります、と電話を切りました。

しかし、これまでのいろんな諸々から、「発給予定です」って言われても実際に出たビザをこの目で見るまで信じられないわ・・・。と疑心暗鬼に陥っていましたが、代理店さんから受け取ると、ちゃんと、言ったとおりの日付で発行されていました(^^;
そして、今に至るというわけです。


しかーし、このビザの下のほうに「three entries per year」っていう但し書きが・・・?

こんなの聞いてない・・・!
年間の入国が3回までに制限されているっていうこと?
Yearってどこから数えるの??1-12月?それとも入国日から??

予想外の制限に戸惑いを覚えつつもまあ年度内に出られただけましということかな?と自分を慰め。
でも周りの人にもこんな制限あるってきかなかった。。。
私だけ??
まあ、最初1回入ったら年間1回くらいは里帰りできるってことかなー?でも国際会議とかも行くかもしれないのになー。。。もしものときに緊急帰国とかするかもしれないし、あんまりみだりにインドから出られないのね。。。
本当は、バングラデシュとかスリランカとか周りの南アジア諸国にも行ってみたいなーと思っていたのですが。
まあ、人生そんなに甘くないって言うことですね!

ここは腹をくくって、2年間、インドにどっぷりつかってきたいと思います! ><

さて、いつものごとく、だいぶ長くなったけれど、次はFRRO編

ほんとはこれをちまちまちょっとずつ書いていた間にも、日常生活でのいろんなトラブルやハプニングが・・・(・・;) ほんとにインドって日本では考えられないようなことが平気で起こる国ですね。。。
なので、もしかするとエピソード前後するかもしれないですが・・・

*1:個人的な事情としては、一応、1年前の出張時に作ったビジネスビザが3年間有効だったんだけど、赴任期間の途中で切れるし、招聘状も今度は赴任先の研究機関から出してもらうため、ややこしい。

*2:英語で書いた論文の業績が少なくて泣きました。。。最終的には日本語で書いたものも全部勝手にタイトル翻訳して[in Japanese]ってしておいた。。。英国とかの大学の就職支援センターみたいなところのウェブサイトを見ると、研究職志望の学生向けにアカデミックCVの書き方が載っていたりします。

*3:文化・教育担当の部署らしいです。

*4:実際、スキャンしてあった画像に書いてあった部数と実際に必要と言われた部数が違いました。

*5:これ、Wordとか編集可能な形式でくれたら手書きせずにすむのに・・・。検索してたら別の国の大使館ではword版がありました。。。でも私がもらったのは画像なので素直に印刷して手書き。

*6:これは赴任先機関に出した研究計画のタイトルを変えて流用しちゃいました。シノプシスっていうよりも詳しい内容だったけれど・・・

*7:これは研究計画の内容によっては、大使館の判断で省略される場合もあるようです。

インドのお部屋内見時に知っていると便利?な用語集

インドでの部屋探しにあたって、重要と思われる用語とか、事前にチェックポイントとして事務所で教えていただいたものなどを下記にあげてみます。
(ただし、私のブロークンイングリッシュによる会話で出てきた単語もあるので、あまり信用しないでください。)
最後に部屋探しをしてみての所感なども。


BHK

B:ベッドルーム、H:ホール、K:キッチン
こっちでいうところのLDKみたいな感じね。でも日本の首都圏の感覚でいると、インドのお部屋はとにかく広いので感覚が狂います。
もう少し狭くても部屋数少なくてもいいから安くして。。。

外国人向けの家具つき(Fully Furnished)物件を探していると、3BHKが普通。そしてたいていベッドルームには個別にバスルーム(トイレ+シャワー)がついてます。
でも一人暮らしには広すぎるよ~。。。
たまに、2BHK以上あるところで、1部屋のシャワーブースに無理やり洗濯機を設置していてまったくシャワーの用をなさないところもありました。まあ、一人で住む分には問題ないけどね。。。

Studio

日本で言うところのワンルームタイプのことらしい。
私はひとりだからこれくらいでも広さは問題ないんだけど、キッチンが狭かったり洗濯機がなかったり。まあ、ホテルみたいに完全にお掃除とランドリーサービスとかがついてる場合もあるんだけど、下着までいちいちランドリーに出したくないし。。。
あと、さんざん広いところをみていると、狭いのに家賃がそんなに変わらないとなんだか損をした気分になります・・・。
スタジオタイプでも、手ごろなお値段で長期滞在向けのところがあればな~。。。でも今回は出会えませんでした。

フロア

インドの階の数え方は英国式なので、日本で言うところの1階はGround Floorで2階が1st Floor(以降足し上げ)
最上階はトップフロア。インドでは最上階は夏暑いらしいので、要注意です。。。あと、高層階だと、停電でエレベーターが止まったときもつらいと思う。実際、見に行ったときにとまってたところがありました。
関係ないけど、なぜかインドのエレベーターにはドアの「開」ボタンはあっても「閉」ボタンはない!そして扇風機のボタンがありましたwww
Ground Floorもセキュリティ面では慎重になったほうがいいかも。

Power Back Up

停電が多いお国柄。停電したときのバックアップです。
ジェネレーター(自家発電機)とインバーター(蓄電池)のタイプがあります。もちろん、バックアップがないことも・・・。

ジェネレーターがあると一番よい。停電したときに、エアコンや冷蔵庫が止まりません。(でも、どこの部屋のエアコン何台分とか、冷蔵庫とか、電力を供給する先が決まっているようである。)ガレージや屋上にでっかいジェネレーターがどんと置いてあると一目瞭然。

インバーター(バッテリーとか言ってる人もいたような?)だと、天井のファンとランプとか、最低限のものしかつかないみたいです。

Rent

言わずと知れた家賃。
これに、場合によってはルームクリーニングとかwifiとかケーブルテレビ代とかが含まれていることも。
光熱費としては、ガス代・電気代別になっている場合が多い。
ガスとお水(浄水器?)はrentに含まれていることも。
電気はエアコンとか冷蔵庫とかいっぱい使うし、基本家賃とは別みたいです。
何が家賃に含まれていて、何が含まれていないか、電気などのメーターは別にあるのか?請求と支払い方法は?など要確認。

Maintenance charge

共益費?エレベーター(インド的にはLift)とか共用部分にかかるメンテナンス代金のこと?だと思う。たぶん。。。あと、部屋に備え付けの電化製品(エアコンなど)のメンテナンスも?

ガス

シリンダー(ボトル)タイプ(日本で言うところのプロパン)と、パイプライン(日本で言うところの都市ガスタイプ)があります。パイプガスの方が安くて済むらしいし、交換もいらないから楽らしいけれど、まだ少なかった。
ガスレンジ(ストーブ)があっても、ボトルがないとすぐ使えないので要注意。。。

ギザ(Geyser)

はじめて聞いたとき、しょこたんを思い出したのは私だけじゃないはず。。。
お風呂や台所のお湯を沸かす電気給湯器のことです。
丸い筒状のタンクみたいなのが多い。ぽちっとスイッチを入れると沸きます。
これのサイズで冬のお風呂生活の快適さが変わるらしい。大きいにこしたことはないけど、私が見た中では100L とかはあんまり見かけませんでした・・・。
お風呂場の天井にあることが多いんだけど、目に見える場所についていないことも。ああいうタイプの場合はどこにあるんだろう・・・。
そもそもバスタブやハンドシャワーもないこと多し。(シャワーは天井から降ってくるタイプが多い)

エーシー(A/C)

エアコン。これも最初聞いたときなんのことか戸惑った単語のひとつ。
部屋探ししなくても、タクシーとか車のエアコンの強さを変えたいときとかにも、エーシーってよく言います。

バルコニー

インドはベランダって言わないのね。
♪なーぎさーのバルーコニーで・・・←

ゲート

住宅街にはコミュニティごとにゲートがあって、警備員さんがいたりします。夜何時にしまる、とか決まっているところもあるみたい。セキュリティ面では安心感強し。

マーケット

徒歩圏内に野菜や日用品を売っている市場的なものがあると便利。

Security deposit

家賃の3か月分くらいを保証金として最初に要求されることが多いです。要ネゴシエーション
日本の敷金みたいな感じで基本的に退去時には帰ってくるみたい。

Brokerage charge

不動産業者に支払う仲介手数料
通常家賃の一か月分。

その他、契約関連についてはスターツインディアさんのウェブサイトに説明が!
http://www.starts.co.jp/india/house/select.php


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ここからは部屋探しをしてみての感想など。

続きを読む

インドに赴任しました。

ごぶさたしております。
前々から予告していたとおり、ぎりぎり昨年度末(3/28)をもってインド(デリー)に赴任いたしました。

これから2年間で、インドの政府刊行物電子政府などの政府情報の流通とアクセス・保存体制について、現地図書館での所蔵状況も含めて調査する予定です。

本当は、年末年始あたりに2013年のまとめを書こうと思っていたのですが、ビザ手続きがなかなかうまくいかず、ビザがとれるまで私の2013年は終わらない><という心境だったので落ち着いてブログを書く気にもなれず。(いいわけw)
周りのインド赴任経験者の方々には、リサーチビザは大使館に研究計画出してから半年はかかるね!とかenjoy waiting!とか励ま(脅?)され・・・。年度内に出られないと、各方面に迷惑もかかる・・・><という状況で、2013年末ごろからずっと気が気じゃない日々を送っていました。でも、ぎりぎり年度内に出発間に合って、よかったー><
ほんとはリサーチビザの申請から取得までについても、かなり盛りだくさんな出来事があったので、それだけでエントリいくつかけそうですが*1それはまた別のお話・・・。


今日は誰も教えてくれなかったけれどインドの休日(ラーマ神の誕生日Ram Navami)らしく、オフィスに電話しても誰も出ないし、図書館に行っても鍵が閉まっていて誰もいないし、むーん?と部屋に戻ってきて検索してみて発覚しました。
ベッドシーツの替えを持ってきてくれた宿舎のスタッフにも念押しで「Holiday?」ってきいてみたら、そうだとのこと。。。


急にあいた時間をもてあましたので、とりあえず、旅日記も途中だけど、記憶が新鮮なうちに到着から1週間ちょっとのこれまでの日々をつづってみたいと思います。


日本から直行便で、お昼に出発し約10時間のフライト(時差3時間半)を経て3/28の夜に無事インドに到着しました。
成田には大学院時代の友人たちが見送りに着てくれて、朝からひとりでめそめそしてたのでちょっとの間でも会えてうれしかったし、とても心強かったです。
しかも、一人は先日だんなさんの赴任地であるブラジルを経由してポルトガル行きというなんだかとても長距離な旅をしてきたばかりだったので、その土産話も聞きつつ。わたしなんかよりよっぽどワールドワイドだわ~。。。でも彼女のだんなさんは、ブラジルの前はインドに赴任していたはずなのですが、インドには会いに行ってなかった・・・よね??なぜ???w

搭乗時刻ぎりぎりまで話して、名残り惜しかったけれどひとり、検査場へ向かいました。

赴任直前は歓送会続きだったり、家族総出で手伝ってもらって一人暮らしの家を引き払ったり、職場のもろもろを片付けたり*2たばたしまくってて、疲れもたまっていたけれど、不安と昼間のフライトであることも手伝って、あんまり機内でも眠れませんでした。
映画もやっていたけれど、緊張でそれどころではなく、あまちゃんの総集編をちらっとみなおしたくらい。

マレーシア航空の事件のあとなので、なんとなく飛行機怖いなーと思ったけど、フライトは安全でした。

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空港のイミグレーション前。マダーム、と言われ、すいていた外交官ゾーンに通してもらい、隣で「インドはいい国だよ~。うちもTATAからソフトを買ってるんだよ~」とかぺらぺらしゃべるアラブ人のおじさんとは対照的に、私は何も聞かれずにだまったまますんなりと通過(^^;
リサーチビザだから研究テーマとか色々聞かれるかと思って覚悟していたのに。
ラップトップも私用のと会社から支給されたのと2台持っていて、2台以上は課税されるといううわさでびくびくしてたけど、人畜無害っぽい外見のおかげか、税関にもひっかからずさらっと通り抜けました。


でも無事到着した~、と安心したのもつかの間、案の定いろいろとトラブル続き。。。


最初から、うちの会社の現地事務所の方にいろいろとご面倒をおかけして。。。
迎えの車の手配だけをお願いしていたつもりが、お忙しいのにわざわざ空港まで出迎えにきてくださり。
てっきり、ドライバーさんが私の名前の紙を持って待っているだけだと思っていたため、携帯に何度も着信があったのにも気づかずにのほほんと出口に向かって、日本語で名前を呼ばれてびっくり、というていたらく、、、

最初、家を決めるまでの間はインドの研究所の宿舎(一泊900ルピー=約1500円三食カレーつき)に2週間予約を入れてもらっていました。銀行口座は住所を決めて外国人登録をしてからじゃないと開けないので、手持ちの現金を節約したかったのと、研究所があるデリー大学ノースキャンパスは、日本人がよく泊まるようなホテルからはけっこう離れているので、足がないと不便だし、徒歩圏内が一番安全・・・という判断からだったのですが・・・。

まあ、金額からいっても、本来インド人仕様の宿舎*3だし、期待はしてなかったけど、シャワーは飛び散るし、お湯は蛇口からしか出ないし、トイレは流すのにめっちゃコツいるし、きっとこれは潔癖症の人とかにはきついかもしれない環境です。

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机周り。お水は自分で廊下のウォーターサーバーから汲んできます。
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机の中になぞのろうそく・・・お祈りに使うのかしら?たまにご近所の部屋からめっちゃお香が薫ってきたりします。
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これ灰皿?と思ったけど、きっとろうそくをたてたりするのかもしれない。
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なかなか流れないトイレと、ギザと呼ばれる電気湯沸かし器。シャワーからはお湯が出なかった。。。
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ベッド周り。荷物整理されてなくてすみません(^^;右奥の電話が曲者だった。

でも、まあ、私はわりと神経図太いので、トイレも流れないわけじゃないし、お湯もまったくでないわけじゃないし、2週間くらいはここでぜんぜん平気だわと思っていました。

しかし。

カウンターパートの館長さんに「宿舎についたら電話しますね」とメールで連絡してあったので、部屋にあった電話からかけようと試みるもつながらず。0発信?とか色々試してみたけどうまくいかず。。。まあいいや、と、仕方なく日本からローミングで持ってきた携帯で国際料金払ってかけたら、「You can use hostel's phone! Save your money!」といわれる。。。
can not useだったんだよ・・・と思いながら、そうですね~!とあいまいに濁す日本人。。。

次はとりあえず、日本の職場と、インドの現地事務所宛に公式文書で無事着いたことを知らせないといけない、と思ってさっそくPCを立ち上げたのですが。
インターネットがつながらない。

壁にLANコンセントがあったから、これかしら?とぐさっとつないでみたもののうまくいかず、どうやらhostelっていう名前のwifiが飛んでるっぽいけど、それもパスワードを要求されるので使えず。もう夜だったので、まあ明日の朝聞いてみよう・・・。とその日はあきらめて眠りにつきました。。。


こんな環境はわりと平気だけど、ネットが使えないのは個人的に平気じゃなかったみたいです。。。


インドについたのが金曜の夜だったのがいけなかった。
部屋の電話もインターネットもつながらない!(事前に見た宿舎の情報にはインターネット使えるって書いてあったのに)というトラブルに見舞われるも、インターネットは宿舎の人に聞いてみてもパスワードもわかんないし、オフィスが開く月曜まで待てといわれ。
着任連絡をオフィシャルなメールから文書作って送らなきゃいけないのに。。。と気はあせるけれども、まあ仕方ないものは仕方ない。。。
FAXでもいいんだっけ?と思ったけど、公式フォームのファイルとそれをプリントアウトするファシリティもなかったのであきらめました。。。そもそもFAXも見当たらなかった。
こんなことなら初日くらいはインターネットが使えるそれなりのホテルに泊まるべきだったかも。。。と、後悔しても先にたたず、っていうやつです。

土曜日。
休日だけど、もし、月曜より前にお会いできたらうれしいです、と館長さんにメールで言ってみていたものの、やっぱり予定上むずかしいみたいで、電話したときも行けるか行けないか調整中、みたいな感じだったけど、お昼ごろ宿舎のスタッフの人が「あと15分でつくそうです」と伝言をくれて、ちょっとほっとしました。
お土産をわたし、最初の1週間の予定について相談し、じゃあ月曜日にまた!ということでその日は終了。
そして、館長さんが電話を使おうとしてみて、私の部屋の電話はやっぱりかけ方が悪かったのではなく、故障していたらしいことが判明。。。修理の人を呼びます、といわれました。。。

また、インターネットがつながらない!と各方面に訴えてみたら、宿舎の同じフロアの人が俺のPC使っていいよ、あなたお客さんだから!と貸してくれたけど、日本語打てないし、私が使いたいのは会社のPCからのvpn接続環境(セキュリティが厳重なので会社支給の設定済みPCでないと接続できない。。。)なので、結局、gmailからとりいそぎ現状を説明して公式連絡が遅れていてすみませんというメールを暗記していた人事の担当者のアドレス宛に送るくらいしかできなかった・・・。日本語打てないから英語で。

でもインドの人みんないい人だわ・・・。
人見知りだから、食堂でご飯食べててもヒンディー語のマシンガントークに割って入れなくて、なかなか仲良くなれる状況じゃないけれど。。。

だれもいなくなったすきにこっそり撮った宿舎のカレー。食べかけできたなくてすみません。
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奥の保温容器にチャパティ(ローティ)が入ってます。私は主にライスで食べてるけど。
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基本的にベジタリアン仕様。でもたまに研修生たちが文句言ったりするとお肉も出てきます。



つながらない電話は土曜日のうちに直しに来てくれて、線をぶちっと素手で切って新しい電話機にねじねじとつなぐ、という超プリミティブな方法で直してくれました。。。
感電したりしないのかしら。。。
とりあえず、0発信で受話器を上げずに番号を押して、番号入れ終わってから受話器をあげないとだめらしい。ふむ。


いつまでも日本の携帯でローミングしてるとお金かかるので土日の間に携帯のプリペイドSIMも買おうと試みた*4けれど、やれ、証明写真とパスポートのコピーがいる、やっぱりビザのページもコピーがいるだの言われて、街角のコピー屋さん(1枚1ルピー(1.7円)だった)とか、証明写真屋さん(電池とかSDカードみたいなのも売っていた。証明写真1シート50ルピー。)で写真とってもらったりとかしたのに、外国人に対してのセキュリティが厳しくなっているらしく、結局売ってもらえず。。。前に出張で来たときにはちょっとぼられはしたけどさくっと買えたのに!今回はそうもいかず。。。*5
結局、月曜にカウンターパートの方が奥さんの名前で買ったSIMを持ってきてくれるという裏技で。。。何から何まで迷惑かけっぱなし。。。最初200ルピーくらいのプリペイドなので、あとは自分でチャージすればたぶんそのまま使えるはず。。。

インターネットは、研究所があいた月曜日に、私物PC接続許可願い、みたいな書類を作ってカウンターパートの方にサインをもらい、赴任先の研究所のComputer Unitの人に日本語のWindows画面を説明しながら設定してもらった(どうやら、プロキシとポート番号設定しつつ、申請に基づいて登録したPCに対してIPを手で割り当てていたようである。)けど、コンパネでみるとネットにつながってないようにみえる↓んだけど、これでいいといわれ。


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試してみると確かにブラウザからインターネットにはつながるようである。。。*6でもやっぱりvpnで会社のネットワークにつなげない。。。
状況を訴えてみたらうちプロトコルDHCPじゃないんだよね~。そっちのネットワーク管理者に聞いてよ、とかあしらわれる。。。
ProxyとPort番号教えてもらい日本のヘルプデスクに国際電話して、キャプチャ画面をフリーメールから送ってみたりしたものの、まだ、解決せず。。。←イマココ


仕方ないので、プライベートのフリーメールでもいいですか?と人事に確認を取ってから、公式連絡を私用メールから送りました。


空港でさくっと3G回線のUSBモデムとかいうのをゲットすべきだったのか・・・。
でも、迎えの車お願いしてたから、待たせちゃ悪いと思ったし。。。
(あとで、そういうの買いたいと周りの人に訴えてみたけど、携帯のSIMと同じで住所と外国人登録終わってからじゃないと無理っぽいといわれてあきらめ中です。。。)

そんなこんなで、とりあえず、一応インターネットにもつながるようになり、赴任先の研究所での所長さんとか関係者各位にお土産もってあいさつ回りをすませ、図書館の一角に仕事部屋を作ってもらい、私が赴任する二ヶ月前にデリーから帰国した同期から紹介してもらったドライバーさん(とてもいい人。)にも連絡をとって会い、なんとか研究所での仕事環境を整えたのが火曜日。
その晩は、アメリカからきたノーベル経済学賞学者の先生の特別講義みたいのがあったので、聴いていけ、といわれ、図書館がしまった後宿舎に荷物を置いてから出向いたらかなり満席!後ろのほうに陣取ったらスライドがあまりよく見えず、ちんぷんかんぷんだったけど、要約すると、子供には教育とか投資を惜しむな、という話???

その後、ガーデンパーティーみたいなディナーも食べていけ、といわれたので知っている人の姿を探すも、館長さんはすでに帰っている模様。。。所在なさげにしていたのを見つけた同じ宿舎の研修生(インドの公務員)がこっちにおいでよ、と誘ってくれて一緒にディナーを食べました。普段の宿舎のベジタリアン仕様のカレーと違って色々ある。お肉もあったし、タンドール風のたれで焼いてあるマッシュルームがおいしかった。あとデザートね。揚げドーナッツ?のシロップ漬けみたいな激甘グラブジャムーンとかアイスクリームとか、バルフィーとかを堪能しつつ、なかなかヒンディー語の会話に割って入れないし、英語では日本の防衛政策とか憲法第9条とか、社会保障政策とか難しいことを聞かれて気が休まらないので早々に部屋に退散しました。。。


そして、翌日は事前に日本から連絡を入れていたうちの会社の現地オフィスにご挨拶。
たぶん、メトロでもいけると思うんだけど、のったことないから乗り換え不安だし、メトロの駅まではオートリキシャを乗りこなさなきゃいけないらしいし、アポが朝早い上にどれくらい時間くらいかかるのか定かじゃないから最初から遅刻したらやだしなーと思ってたら、ドライバーさんが研究所からは車で1時間から1時間半くらいかかるよー、迎えに来るよーって言ってくれたのでお言葉に甘えることに。(でも、まだ銀行口座開いてないからお給料はそれまで待ってもらわないといけないので心苦しい。まあ、月給だし、月末払いと思えばいいのかな。)

インドのメトロ、時刻表とかないのかしら。
宿舎でご飯食べてるときに一緒だった女性の研修生に聞いてみたら、時間通りにこないけど、デリーのメトロはたくさんくるから大丈夫!的なことを言われました。長距離列車に乗るときは、時間通りこないから逃したら大変・・ってことも言っていたけれど。
日本は電車も遅れないし、人間もとてもパンクチュアルなんでしょう!いったいどうやってるの???インドではそれがプロブレムよ!って言われたけど、ぎりぎりでいつも生きている遅刻魔の私には耳が痛い質問です。でも、まあ「日本の電車もたまに遅れるけど、そうするとアナウンスでめっちゃ謝るね。日本人は学校で5分前、10分前に行動するように!って教えられるんだよ(私は守れていないけどそれは内緒。。。)」って言っておきました。

話が横道にそれたけど。

前述のとおり、時間にルーズらしいインド人ですが、私のドライバーさんはずっと代々日本の会社の人と仕事していたそうで、評判どおり非常に時間にきっちりしてます!私の部屋にも、予定よりちょっと早めに迎えに来てくれたくらいでした。
きっちりしすぎていて、朝のすいている道をすいすい進んだら、予定より45分も早くついてしまい・・・。「いやー、さすがにまだオフィスも開いてないと思うよ?」って言ったら「うん。まだお店もあいてないね!」って(^^;
よし、わかった・・・。
というわけで、駅ならもう開いているはず、とメトロの駅を偵察することに。
なんか、スイカみたいなカードあるらしいから、それを買ってみよう!と。
駅構内には電気屋さんとかフードコートみたいなのがあるみたいで、看板にいろんなお店のロゴが。
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でもやっぱりまだあいてません。
とりあえず、改札のあるフロアに行って、窓口で「Store Value Cardください」って言ってみたら、「カードは向こうのインサイドだ!」って、なにやら警備員さんがボディチェックしている向こう側を指差されました。テロ対策で、電車に乗るにもボディチェックと赤外線での荷物チェックがあるみたいです。
えー。まだ乗らないんだけど、荷物チェックを潜り抜けなきゃいけないの??
と思いつつも中に入ってまた窓口で「今乗らないんだけど、カードだけ買いたい」って言ってみたらチャージ金額も聞かれずにぽいっとカードを出されました。。。なんか、旅行者用の短期のと、長期のがあるみたいけど、これがストアヴァリュってやつであってるのかしら・・・。と若干の不安を覚えつつも荷物チェックを逆戻りして、外に出ました・・・。


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改札を出てくる人たちを観察しつつ、時間をつぶし、ころあいを見計らって、やっとオフィスのあるビルに。
ビルの入り口でもやっぱりボディチェックと荷物検査。
ちょっと早めについたけど、受付で名刺を渡して待つこと5分。みなさまにご挨拶して、同時期に日本から赴任してきたご夫妻と一緒にデリーの安全対策と住宅探しのチェックポイント等のレクを受けました。

午後は、紹介してもらった不動産屋さんと一緒に部屋探しをスタートする予定だったのだけど、まだだいぶ時間があったので、PCをネットにつながせてもらったりしている間にランチの時間に。
さっきのフードコートに行ってみよう!と思い立って、毎日カレー生活に若干あきてきていたので、タイ・中華風と書いてあるお店でヌードル・スープとモモ(チベット風の小籠包みたいなもの)をたべ、まだ時間があったので、ついでにスムージー屋さんでマンゴースムージーを食べてみました。
しかし、インドの物価からすると、あのフードコートはやっぱり高級だったのかもしれないな?と思いつつ、オフィスに戻りました・・・。

長くなったので、ひとまずこの辺で!続きは部屋探し編?

*1:九段下にある大使館は日本であって日本でないということを身にしみて実感しました・・・。

*2:結局片付かなくて、前日の夜泣きそうになってたら、周りの人たちが見かねて箱詰めを手伝ってくれたり><。手伝ってもらえなかったら終わってた。。。立つ鳥あとをにごしまくりで本当に申し訳ない。。。この性格は一生直らない気がする。。。

*3:今は研究所に研修に来ているIESという若手の公務員たちが宿泊してます。3ヶ月くらい研修して、また別の研究所とかに移動するみたい。

*4:SIMフリーの本体は以前に出張に来たときに入手済み。こちらはSIMと本体別売りです。

*5:でも、なんとなく空港とか大き目の店舗なら買えたんじゃないかなーという気がします。大学の周りの町の電気屋さん?みたいなところで断られたので。

*6:あとで、Skypeとかあめぴぐとか一部のサイトはうまくアクセスできないことがわかった。

インド編1.5 インドの朝ご飯。そして地図と携帯の入手。

忘れたころにぬるっと更新。

2012年12月5日前篇。


二日目だけど、一日目は移動日だったので、実質の出張初日。

しかし、だいぶ長くなったので、前後編に分けました。というわけで、今回のナンバリングは1.5。(下書きだけは12まで作ってあるのですが・・・いつアップできるの!? ><)

さて。
この日の予定は、まずは赴任予定の機関(IEG)に訪問し、日本から連絡していたライブラリアンに図書館を案内してもらうことと、その機関所属のとある研究者の方にうちの職員からのあずかりものを渡すこと、そして夜にDELNET*1のレクチャーに参加することについてアポをとっていました。

ただし、午前中はフリーだったので、このすきにホテルのまわりを散策しつつ、ルピーの両替と地図の入手と携帯電話の手配をしようという算段をしていたのですが・・・。

ともあれ、腹が減っては戦はできぬ。というわけでインドに着いて最初の食事。
あさごはん♪あさごはん♪

【ホテルの朝食】

朝食つきの宿泊プランだったので、10:00までに食堂にいけば、ビュッフェ形式のご飯が食べられました。
メニューはその日によって若干違うものの、基本的に、

  • トースト用食パン(ジャムとバターはセルフ。トースターでその場で焼く。)
  • インディアンブレッド類(普通のローティー/いわゆるチャパティ?とか、プーリーみたいに揚げてあるのとか、日替わり。)
  • ボイルされた野菜(味付けがない)
  • フレッシュジュース
  • ポリッジ(どろどろしたおかゆみたいなもの。英国の児童文学だとだいたいこどものきらいな食べ物としてでてきてたので、なんとなく手を出さず・・・味は未確認です(^^;
  • ヨーグルト
  • シリアル
  • 紅茶・コーヒー(お湯が沸いていて、ティーバッグ/インスタントコーヒーと粉のミルクとお砂糖がおいてある)
  • 卵系の何か(ゆで卵やチッラーっていう卵焼き的なもの等。日替わり)
  • カレー味の何か(豆やお芋が具。日替わり)
  • バナナ
  • カットフルーツ

etc
なラインナップ。

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毎日カレー味!!

ボイルドベジタブルズがほんとにゆでただけみたいで、味がなくて美味しくないんだけど、生野菜は危険だし*2、でも野菜は食べたいし、で、味のない温野菜をローティーとかにカレーと一緒に包んで食べたりしてました。
ドレッシングがあればいいのに・・・。
カットフルーツは、ボーイさんがすすめてくれて、断るのも悪いし、と思ってお皿を受け取ったけど・・・
大丈夫かなぁ。。。水道水で洗ったりしてたらアウトだけど・・・欧米人も泊まってるホテルだし!
と、やっぱり新鮮なものが何か食べたかったので意を決して食べてみたら大丈夫でした!
10泊したけど、フルーツはだいたいスイカかメロンかパパイヤがローテーションしていました(^^; スイカが美味しかったな。残念ながらマンゴーはなかった。冬だから?それとも高いのかなぁ?
ドリンクバーみたいになっていたデルモンテのFour Seasonsっていうミックスジュースが美味しくて、毎日おかわりして飲んでいました。
デルモンテだから、日本でも売ってるのかな~?と思ってググったけど、輸入食品の通販サイトとかでしか扱いがないみたい。残念。
前日の疲れから、ちょっと遅めに食堂にいったら、あまりお客さんがおらず。
最後の方は私ひとりになってしまいました。
暇になったボーイさんから、どこからきていつまでいるのかとか、おきまりの質問。
日本からきたって言ったら、東京に友達がいるとのこと。
背が高くてなかなかいけめんなそのボーイさんは、その後毎朝私をみるとその友達から習った、という日本語の挨拶(おはようございますとか)をしてくれました。
腹ごしらえがすんだところで、アポは午後からだったので、まずはホテルのまわりをぐるっと散歩しつつ、地図や携帯を売っているところを探すことに。
でもその前に、両替しつつ(インドルピーは国外持ち出しできないことになっているので、日本では両替できません。)、午後の移動の時間を計算して、ホテルのレセプションであらかじめ移動用の車を手配しておくことにしました。

銀行か両替屋さんに行ってもよかったけどまだインドに不慣れなもので、とりあえずホテルで両替できるかきいてみると、OK!といってどこかに電話をかけ始める・・・。
なにやら今日のレートを確認している模様。
メモしたレートを見せられ、うなずいて、いくら分両替するかを伝えたら、今からくるからちょっと待ってろ、と・・・。
えー?
ここで両替してくれるんだよね???と頭にはてなマークを浮かべつつも、まあでもレートはそんなに悪くないし・・・と、待っていると、なにやらバイクでホテルにやってきたおにいさんが、ルピーの現金を出すではありませんか・・・!

I need some small change.と、旅行英会話のテキスト的なフレーズを繰り出しつつ、チップ用の細かい金額のお札も混ぜてもらい、一緒に枚数を数えました。

しかし、バイクでおにいさんが無造作に現金運んでくるなんて、こんな対応は初めてだったけど、まあ、インド(というか海外)自体が二回目だった私は、普通はどうなのかよくわかっておりません(^^;
ストリートの両替商と提携してるのかしらん。。。
前に泊まったゲストハウスは、レセプションで直接両替してくれたけど??

しかし、ここは口頭のやりとりだけで、特にレシートとかはなかったような・・・。
なんだろう、闇両替商的なことなのかしらん?
記憶が曖昧だけど、パスポートはちゃんとみられたような気はします。

さて、当座のお金を入手したところでタクシーの手配です。
DELNETのレクチャーには、IEGから同乗して連れて行ってもらうことになっていたので、目的地に片道でおろしてもらうことを伝えたら600Rs.とのこと。

帰ってきてからホテルで支払いする制度。たぶんちょっと高めかもしれないけどこれなら、なめられてぼられないから安心!

もし、一日借り上げる場合には8時間80km以内で1400Rs.とのこと。それ以降のオーバー料金はメーターと時間に応じて追加で払う仕組み。

特に説明のパンフとかチラシみたいなものはなく口頭説明なので、しっかりとノートにメモ。
 
 目的地はIEG、と言っても観光地と違って場所がわからないと思ったので、デリー大学ノースキャンパス内にあるということを伝えて、だいたい車でホテルから何分くらいかかるのかを聞いたら、30分~1時間とのこと。(道路状況による。)
通勤ラッシュの時間帯じゃないけど、迷子になる可能性等も加味して13:00にタクシーを呼んでもらうことにして、ホテルの外へ。
ドアを出て、左右をきょろきょろしたら、さっそくBOOKって書いてあるブース式のお店を発見!地図はあるかと聞いてみると、のきさきにぶら下げてあった薄い地図帳を出してきて、開いて「今いるのがここ!」と説明してくれる親切ぶりw
ほんとは開くタイプの一枚ものの地図がほしかったんだけど、まあこれでもいいや!と、当初の目的のひとつめを軽く達成。
次は携帯ね。携帯・・・・・・・うーん?うろうろと歩き回ってみるものの。
ホテルの周りは、旅行鞄だの靴下だの靴だのいろんなものがごちゃごちゃと売っているもののなかなか携帯屋さんはみあたらず。
まあ今日はもうアポ確定してるから、見つからなかったら別な日に車で行って電気街的なところで買ってもいいかな?と思っていた矢先に、モバイルを売っているお店がちらほらと。
ガラスのドアからショーケースをちら見しつつ、オープンな感じのドアがなくて店先にお兄さんがいるお店で聞いてみることに。
ちょっとやりとりをしたら、そこはどうも、普通の通話のみの電話(たぶんSMSくらいはできるんだろうけど)しか置いてないみたいで、スマートフォン的なものがほしければ道を渡った反対側の店に行きな!といわれてしまった。。。
おーぅ。
さっき覗いたガラス張りのお店ね。。。
なんとなく敷居が高くて入りづらい感じがしたんで遠慮したんだけど~~~。

意を決して信号のない道を渡り(現地の人の動きをみつつ、周りの人にくっついて渡るべし。)入りづらいスマホ屋さんへ!

あ、でも、ちゃんとスペックと値段が書いて貼ってある。これならわりと選びやすいわ~。
と、きょろきょろ見て回りつつ、これ、アンドロイド?とかいろいろ聞いて、結局サムソンインディアの小ぶりなタッチパネルのモバイルを買いました!

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基本的なアプリは入ってて、日本円で4500円くらいかな?
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日本のスマホ(これも女子向けの小ぶりなタイプ)と比較。
ちっちゃくてかわゆい。

インドはSIMカードと本体は別売りとのことだったので(これは事前に調べた)ついでにそのお店でSIMカードはどこで買えるか聞いてみました。

そしたら、駅前にボーダフォンがあるからそこで買うようにと教えてくれて、その日はもう車を手配した時間が迫っていたので翌日いってみることにしました。
(あと、方向音痴なのもあり、地図持ってても駅がどこかあんまり自信がなかった(^^;

とりあえず必要なものはゲットした!(SIMカードはまだだけど。)
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さて、車を予約した時間の10分前にホテルに戻ってみると、レセプションデスクで「もう車きてるよ!」と言われ・・・(・・;)
えー!こっちはまだいったん部屋に戻ろうとおもっているというのに、荷物と心の準備がまだできてない!
「10分待って!」とダッシュで部屋に戻ると、貴重品だけの小さいバッグからいろんな書類だのが入った仕事用の大きいバッグを持ち、バザールでほこりっぽくなったのでうがいするなど、身だしなみを軽く整えてロビーにまたダッシュ!

「おまたせ・・・!」というと、ドライバーを紹介してくれて、「お金はホテルに戻ってからここで払ってね」と念を押されてようやく出発です。

つづく。

*1:Developing Library Network

*2:野菜そのものがというよりもそれを洗っているお水が危険な可能性が高いのです。水道水だとわりとアウトらしい・・・

世界の本屋さん見て歩き : 海外35カ国202書店の横顔 / 能勢仁著

職場にあったので、主に南アジア関連のところを読んでみました。

世界の本屋さん見て歩き―海外35ヵ国202書店の横顔

世界の本屋さん見て歩き―海外35ヵ国202書店の横顔


著者は高校教師を経て多田屋常務取締役、ジャパン・ブックボックス取締役(平安堂FC部門)、アスキー取締役・出版営業部統轄部長、太陽者勤務、1996年ノセ事務所を設立し書店クリニック・出版コンサルタントとして全国の書店の再生に活躍中とのこと(奥付より。)

主な著書
「世界の書店をたずねて」

世界の書店をたずねて―23カ国115書店紹介レポート

世界の書店をたずねて―23カ国115書店紹介レポート

「書店の実務教育読本」

書店員の実務教育読本

書店員の実務教育読本

出版人に聞く⑤「本の世界に生きて50年」

本の世界に生きて五十年―出版人に聞く〈5〉 (出版人に聞く 5)

本の世界に生きて五十年―出版人に聞く〈5〉 (出版人に聞く 5)


など

p.152-169までがインドについて。
デリーとムンバイについて書かれていました。
2011年発行だけど、著者が1995年以降に訪問した書店とのことなので、記述は90年代のものもけっこうあるのかも?

インドの出版量の多さについても言及されていた(出版社数は1万1000社、年間発行点数は5万点、英語出版はアメリカ、イギリスに次いで世界3位、と書かれていたけど、データの出典が書いていない・・・。)けれど、他の国と違って町の書店で雑誌を扱っていることが特徴だと書かれていました。

欧米の書店は書籍専門で、日本のように雑誌も本屋さんで売っているのは世界でも珍しいとのこと。
確かに、インドの本屋さん雑誌も売っていたなぁ。
でも私は日本とインドの本屋さんしかみたことがないから特に不思議に思わなかったのでした(^^; 目から鱗。

デリーはいくつかいったことがあるところも載っていたけど、若干間違いではないかしら?と思う記述が見受けられました。

Jain Book DepotについてJain Book Agencyの写真が載っているし。
そのふたつを同じ会社と思っているようだけど、(「創業店は一,二階(計17坪)で、いかんせん狭く、隣の店を買収して、そちらに専門書を移した。」という記述あり)別会社のはず。
Agencyの方が店は小さいけど、古くからやってて、海外にも手広く取引しているのは間違いないと思うけど。
うちもAgencyとは昔から取引があるみたいで、日本から直接輸入していました。

でも、確かにそっちは店舗は小さいしごちゃごちゃしてて見づらいのよね。。。
「こういう本ないですか?」っていうと、店員さんが次から次へとどこからともなく(たぶん倉庫から?w)もってきてくれるんだけど・・・。(でも店員さんによってあたりはずれがあるよ!)

Depotの方が店が広くて新しくて、このふたつがすごく近くにあるから、向こうが本店でこっちがショーケースみたいな感じなのかなぁ?と思ったけど、お店の人に聞いたら別の会社だって言ってました。Depotの方にはレシートに「Nabhi Enterprises」って書いてあったし。
Nabhiってたぶん、ハンドブック系の本をたくさん出版しているところのような?

ぐぐってみたらあった!(普通にググるとウェブの電話帳みたいなのばっかりが上位にヒットする。。。本家のページが探しにくい。
http://www.nabhinews.com/AboutUs.aspx
やっぱり、Nabhi PublicationsがDepotを経営している模様。

ちなみにAgency(JBA)の方のページはこちら。
http://www.jainbookagency.com/about_us.aspx
さすがにこっちは歴史あるだけあって、ググるとトップにちゃんときます。

もうひとつ気になったところ。
ラージチョウク駅と書いてあるのはRajiv Chowkのことかなぁ?

「ナイー・サラク(NaiSarak)には古本屋、紙屋が密集している」という記述があり、気になりました。ここいってみたい!チャンドニ・チョウクにあるらしい。
ナイサラクってたぶんヒンディー語で新しい道っていう意味だと思う。

約750mの通りに古本屋が174店あったとのこと(・・;)すごい密集度。
専門書店が多くて、間口が狭く、入り口で店員(店主?)が接客している(たぶん、こういうのがほしいっていうと出してきてくれるのかなぁ?)形式とのこと。

古本屋って書いてあるけど、もしかしたら新刊扱ってる専門書店なのかも?
なんかインドは埃っぽくて正真正銘の新刊でもざらざらコナコナしてるんだもの。。。

ナイラサラクについて検索してみたら英語版ウィキペディアに項目がありました☆
http://en.wikipedia.org/wiki/Nai_Sarak
どうやら、教科書や児童書、各分野の専門書店がたくさんあるみたい。

テキストブック系のものもインドではいっぱい出てるんだけど、うちは専門図書館なもので、テキストレベルのものはうちではあんまりいらないのよねえ。

検索ついでいヒットしたこのブログ↓でも、この本について言及されていました。
http://takayukiohno.blogspot.jp/2013/01/blog-post_22.html
インドの本屋さんが写真入りでたくさん紹介されていて見応えがありました!


でも、デリーの書店街といえば、オールドデリーのダルヤ(ダリヤ?)ガンジのアンサリ・ロードあたりじゃなかろうか?
こっちの方が学術書や版元の店舗(自社出版物は割引してくれることも。)とか、うちのコレクション的にはあっているものが入手できる気がします。

これでインディア*1のデリー・ウォーカーにも解説あり。↓
http://www.koredeindia.com/delhiwalker_old.htm#daryaganj

能勢さんは、デリーについてはいつ訪問したのか定かではないけれど、ムンバイについては2008年の爆弾テロについてや、2008年10月に開店したクロスワード書店(インド版ブックオフのような感じらしい)についての記述があったので、それ以降に訪問したと思われる。
ムンバイはまだいったことがないのでいってみたいなぁ。


ムンバイの大露天古本市場っていうのが気になりました。
写真が載っていたけど、壁のように本が横積みで積み上げあられている(・・;)
「レジはない。相手のポケットがレジである。」とのこと・・・

だいたいの場所については通りの名前やショッピングモールの位置なんかが書いてあるんだけど、住所や電話番号が掲載されていないのが残念。。。
まあ、この本を読んで実際に行く人がいることはそんなに想定していないのかもしれないけれど。。。


スリランカも担当の地域に入るので読んでみました。
pp.170-179

スリランカの特徴としては「新聞社-出版社-書店」という流れができているマスコミ業界の独特さ(?)があげられていました。
書店営業には国のライセンスが必要とのこと。全国に約50の書店があり、上位の書店は大手の出版社が経営しているらしい。

1位としてあげられていたレイク・ハウス・ブックショップは、前にウェブサイト(オンライン販売もしていた)をみたことがあるけど、けっこうよさそうなところでした。

Lake House Bookshop
http://www.lakehousebookshop.com/

キーワード、書名、著者名、ISBN、出版社名で検索可能だし、分野別一覧もあり、スリランカに関する書籍のみに絞り込みもできました。

スリランカのところでは、書店以外にスリランカ公共図書館コロンボ国立博物館も掲載されていました。
出版社数は200社前後で年刊出版点数は8000点くらいだそうな(やはりデータの出典なし・・・)
インドに比べれば少ないけど、人口規模が違うし、けっこう多い気がする!

インドの流れをくんで(?)コロンボにもPolwatta地区南部に古書店街があるらしい。ふむふむ。でも店舗数は6店舗とのこと。
ここも要チェックかな?

スリランカはやっぱり現在の首都より昔の首都のコロンボの方が本屋さん充実してそうだな。
大学院の時の同級生がコロンボ大の司書(スリランカ人)なので、いつかコロンボにも行ってみたいと思っています。

しかしまたしてもこの本は!><
首都名の記述が間違っている(・・;)
「スリー・ジャヤワルダナブラ」って書いてあるけど、「スリジャヤワルダナプラコッテ」のはず!
スリランカの首都って長い名前なので有名じゃん!なんでこれを間違えるかな。。。

「名称が長いため、通常はコッテまたはコーッテ (Kotte) と略される。」フロムウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A4%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%8A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%86

プとブの間違いは百歩譲るとしても、コッテの名前で呼ばれるのにそこを忘れちゃだめじゃないか!!

インドのところでも思ったけど、この本、編集とか校正をちゃんとやっていないのではなかろうか。。。

本当は職場でディスプレイする新着資料*2の紹介文書くのにどうかなと思って手に取ったんだけど、そんなわけであんまりおすすめはできないな、と思ってやめたのでした。

でも、参考になるところはあるし、おもしろいのでブログにでも書いてみようかと。

35ヶ国っていう国の本屋さんを見比べている人なんてほかにそうそういなさそう。
それだけでもすごいと思います。

あと、南アジア以外で気になったのは「北朝鮮」の本屋さん!
なんと平壌のブックフェアを視察したらしい!(2002年9月とのこと)
へえー!
参加国は25ヶ国(社会主義国)というのもまためずらしい。。。
その道の研究をしている人には垂涎モノ??なのかしら。。。

でも、さすがに北朝鮮だけあって自由に書店見学はできず、国営書店(朝鮮労働党関係の本ばっかりらしい・・・さすが・・・)と人民・大学習堂売店とホテルの売店くらいしかみられなかったようです。。。
あとは空港の出国手続き後(つまり一般の市民は入れない?)の場所に洋書が置いてある書店があって、そこが一番まともな品揃えだったそうな・・・。

そしてホテル以外は写真撮っちゃいけないと言われていたからと、ホテル内の書店を撮影したら、人民裁判とやらにかけられ、7年半炭坑での労働が課せられる刑に処せられてしまうというおそろしいことに(・・;)
でも、VIP扱いでの入国だったので、なんとか免除されたみたいで、よかったです。。。
(でもなにやらいかに北朝鮮がすばらしいか、という洗脳教育?みたいなものをうけさせられたとのこと。。。)

くわばらくわばら。。。

インドもテロを警戒しているのでセキュリティ厳しいし政府機関とかで気軽に写真とれないので、おっかなびっくりでした。。。
出張の時、ほんとは中央銀行のビルとか写真撮りたかったけど、とがめられたら怖いのでやめておきました。。。

最近話題の「図書館戦争」じゃないけれど、言論の自由がない国はまだまだあるのね。。。

以前、仕事でトルコの雑誌社とどうしても連絡がとれなくなって*3、停刊とかいう連絡もないのにぷっつりと雑誌が途絶えてしまったので、八方手を尽くして探したら、Googleにウェブサイトのキャッシュが残っていたのでそれをトルコ語ができる人にみてもらったら「民主化された暁に再びお会いしましょう」というようなメッセージが真っ黒なページの真ん中にぽつんと表示されていて「これはきっと検閲に引っかかって差し止めになったんだろうね・・・」というようなこともありました。

あと、最近発展がめざましいミャンマーも軍事政権下では事前にすべての出版物を検閲委員会に提出しなければいけない、とか、かなりメディア統制が厳しかったらしいです。。。(今はそれが緩やかになって出版がかなり増えているらしい!)職場の有志でやっていたEconomistを読む勉強会で↓の記事がとりあげられたことがあって、ひょえー(・・;)と思いました。。。
http://www.economist.com/node/21560916

図書館はすべての検閲に反対する(図書館の自由に関する宣言第4)というのがあるけれど、これは他国のものであれば反対しなくてよいのだろうか。。。。

私は大学院でこの自由宣言の元になったLibrary Bill of Rightsについて論じた本をテキストにした授業(というか演習形式?)をとっていたんだけど、宣言を守ることで職を失ったりすることになっても、結局は誰も保障はしてくれないんだなぁ*4っていうところで、なんとなくグレーな気分になったものでした。。。

確かテキストに使ったのはこれのはず。

『図書館の権利宣言』を論じる

『図書館の権利宣言』を論じる


なので、なんとなく複雑な思いがあって「図書館戦争」は読んでいないんだけど、映画も話題になっているし、ちょっと気にはなっているのでした。。。
フィクションと思ってみればいいんだろうけどね。。。

みるべきかしらん?

なんだか、最後の着地点が思わぬところに飛んでいってしまったけれど(^^;

インド旅日記も下書きというか、項目建てだけはけっこう先まですすんでいるのだけれど、年度末・年度初めの慌ただしさを乗り越えたかと思いきや、ちょいと体調を崩しまして・・・入院したりしていたもので、なかなか進まずすみません>< 
まあ自己満足な記録ではあるけれどなるべく鮮度が落ちすぎないうちに続きをアップしたいと思ってはいます・・・。

*1:インドに関するけっこう有名なサイトさんだと思います

*2:寄贈で受け入れていたので新刊とは言えないけど。。。

*3:代理店を通さずに直接版元からかっていたのです

*4:ALAはバックアップはしてくれるかもしれないけれど。。。

同時多発的私信(おつかれさまでした!)とLi:d tech観察記

春はいつも。
変わり目の季節。
毎年のことなのに、この時期はいくつになってもなんだか心がざわざわします。

自分自身には大きな変化はないときだって、まわりではなにか必ず動きがあったり。

この時期に、桜が咲いてはらはらと散るのにも、また意味があるのかなぁ、なんて。
このざわざわと落ち着かない気持ちを桜に投影してしまうのは、私だけでしょうか。

2013年の春に、Li:d tech*1のメンバー(id:kitone)が、またひとつ、大きな節目を迎えたみたいです。

私は正規メンバーではなくオブザーバーという楽ちんなポジションだったため、ほとんど何も貢献していませんが、仕事・プライベート両面での彼らの活躍をいつもそっと(?)見守っていました。

そんな立場からではありますが、いつものメールのノリとウェブに公開されるこういう場でのノリの使い分け*2がうまくできているか自信がないのですが、まずは、純粋に「おつかれさまでした!」と言いたいです。

個人的にも、この2年の間の彼のお仕事にはすごくお世話になったなぁ、と思います。
以前からCAのことは頼りにしていたし、個々の記事の内容もさることながら、全体としての積み重ねはこの業界の動向のlog的な意味合いとしても非常に重要な事業ではないかと思います。

けれど、以前はただ漠然と、受け手としての立場でそのサービスを享受していたわけですが、その裏側でどういう風に情報収集して発信に結びつけているのか、とか、その大変さや必要とされるアンテナの高さについて意識したのは、彼のがんばりを(全部はわからないなりに)みせてもらったからだなぁ、と思います。

CA1788 - カレントアウェアネス・ポータルのいまを“刻む”:情報収集活動と未来へのアイデア / 依田紀久, 林 豊, 菊池信彦
http://current.ndl.go.jp/ca1788

誰にでもすぐにできることじゃないと思うし、それを2年という長いようで短い期間にやりこなしていたのも純粋にすごいなぁ、と思います。

Li:d techができたとき、ちょうど私は別の英語文献輪読グループに入れてもらっていて(without techな方。)そのメンバーでもあった彼がtechな輪読をするというのを聞いたときに、内容としてはたぶんついて行けないけど興味はあるし、何よりも、彼らがどういう風に運営していくかということを見習わせてもらいたいな、という気持ちがあったので、オブザーバーとして、MLに追加してもらったのでした。*3

オブザーバー=観察者ということで、ここで、ちょっと話はそれますがいい機会なのでLi:d techを観察して思ったことを少し。

B面的な話題も適宜盛り込みつつ、円滑に分担や段取りが決まっていき、いいチームだなぁ~、これって「進め方」もさることながら、この3人のバランスと関係性のたまものかもしれない・・・などと観察していました。
こんな男の子同士のチームの中に入っていくなんて、私はもしかしてお邪魔虫だったかな・・・なんて思ってしまうくらい、本当に絶妙なバランスのトリニティ。


なんだかいつも先陣を切っているような、目を見張る機動力と切れ味鋭い適確なコメント力を持ちながら、かわいさを忘れない林さん。
野望は大きく、でも水面下で粘り強く、一見するとふわふわと無重力空間を進んでいるような軽めのフットワークのように見えてポイントポイントで締めてくれる長屋くん(リーダー??)と、抜群の安定感とレシーブ力の大谷さん。大谷さんのコメントにいつも落ち着いた優しさと包容力を感じます。


人見知りなのもあり、最初はひっそりとほんとにほぼオブザーブしていただけだったのですが、同年代のよしみで(?)うっかり横道の話題にくいついたり*4していくうちに、ぶっちゃけすぎてML過去ログが公開不能、、、などと言われてしまったり(^^; ご、ごめんなさい。。。


Li:d techもLiteに変わって(?)からを入れてほぼ2年ですが、みんなその間それぞれの場所でそれぞれの道を歩んでいるのを見ていると、ことあるごとに自分も頑張ろう!といつも刺激と勇気をもらっています。

私自身は職場にあんまり同年代がいなかったこともあり、どういう方向性を目指していいのか悩んだり、それこそ真剣に転職を考えたりもしたけれど、なんとかくじけずにここまでやってこられたのはLi:d techのおかげなところがほんとに大きいです。

みんなバラバラな土地で、バラバラなバックグラウンドで、でも同年代で同じ職種で。不思議なご縁です。

本当に、距離は離れていても。
一緒にこの業界で生き抜いて、30年後くらいに振り返って笑いあえたりできたらいいな、というのがひそかな人生の目標かも?
なんて。
さっき、定年退職されるシニアの方々のお話や、転職で年度末で職場を去ってしまう同期の退職スピーチをしみじみと聞きながら考えていました。

なんだか、話が横道にそれたけど(^^;
色々あるけど、私たちはまだまだこれからだし!

ちょっとくらい遠回りすることになったって、そこでしか見られない景色もあるはず。
これまでの全部が無駄じゃないように、最後に笑えるように、与えられた場所でどう動くかは自分次第。
与えられた場所が窮屈過ぎたら飛び出したっていいと思うけど、でも、きっとどこにいたって大丈夫だと思います!
この2年間みていて、そう、心から思います。

なんだか、やっぱり言葉ではうまく伝えられない気がして。

蛇足かもしれないけど、8tracksでMIXを作ってみました。

2013春。mix
http://8tracks.com/nacomint/2013-mix

おつかれさまでした!
そして心機一転、また一緒に頑張って行きましょうというエールを込めて.+:。゚.+:・

*1:http://d.hatena.ne.jp/lidtech/

*2:私はこういうインフォーマルなウェブの場では名前と所属を出したくなくて、まあわかる人にはわかるとしても、組織を背負わずに自由に書きたいな~、と思うのですが、一方でその分実名で書いた記事や論文について言及するのがためらわれるなど、書けることに制約もあり。。。気付いた人がいてもオンラインではなるべくそっとしておいてください(^^;

*3:本体の方の輪読チームは2011年3月14日にミーティングを予定したまま3.11を迎え、なんだかそれどころではなくなってしまってしまったのでした。。。

*4:主にwithout techな話題の時

インド出張1日目:Flight to Delhi

●2012年12月4日

出張中にインドのライブラリアン達の前で、うちの図書館の紹介と私のインドでの調査テーマのプレゼンをすることになっていたのだけれど、前日の夜時点でスライドまでは完成したものの、読み原稿はまだ途中までしかできていない状態・・・。

現地で資料を選ぶためのリスト類:買ってくるべきものリスト(シリアルな統計書や年刊類など収集担当部署からの依頼品)と、現地出版社の新刊情報と、主要な逐次刊行物の所蔵巻号のリスト(重複購入を避けるため)の準備もそこそこに*1、会社のパソコンもってく*2し、ホテルでネット使えるみたいだし、なんとかなるよね!?と、徹夜で荷造りをし、雨のしとしと降る中、一路空港へ。

12月の日本はコートなしでは過ごせないけど、デリーについたら邪魔だろうなぁ、と思い、先輩に頼まれたフリースを買うついでにユニクロで自分用にはダウンを買ってそれを着込んでいきました。
ユニクロのダウン、軽いし、安いし、小さい袋がついているのでくるっと丸めて収納できて便利。

訪問先などでの配布用に所属機関の英文パンフレット等をいっぱい持っていたことと、11日分の備えで、軽量化したつもりでも荷物が大きくなってしまっており。。。
トランクは大きめのにしたから容量には余裕があったんだけど、移動のとき転がすの楽なように全部一個に詰め込んだら制限重量オーバーと言われてしまい・・・
でも、預け荷物は2個までのプランだったので、二つにわけたらOK*3ということで、急遽荷物を整理して中に入れてたバッグを一つ出してみたり。
紙はやっぱり重いです。。。帰りはこれを全部配布して軽くしなくちゃ!と意気込みつつ、荷物を預けた後は時間の余裕があったので、ぶらぶらと空港内のショップで現地でお世話になるひとたちへのお土産を調達し、いざ、機内へ。

しかし、デリー行きの飛行機って当たり前だけどほんとにインド人が多いw
飛び立つ前からすでにインド気分が高まります。

離陸前に、あちこちでキャビンアテンダントさんたちが一生懸命一部の乗客の名前を確認して、座席の上の方に何かのシールを貼っていて、なんだろう?と思ったけど、後で気がついた。
もしかしたらベジタリアン用の機内食を頼んでいた人たちのしるしだったのかも?

前の日にあんまり寝られなかったから*4飛行機で寝ようと思っていたんだけど、緊張のため、寝付けず。
プレゼンの流れとかを確認しつつも、なんだか落ち着かないし、映画のリストをみたら「最強のふたり」がやっていたので、それをみることに。

しかし、映画の途中にもかかわらず、となりの席のターバン巻いたシーク教徒のおじいさんにモニターの使い方を尋ねられ、中断・・・。
「そっちがわの手すりの中にコントローラーが入っていて、このインストラクションの通りにすればOKですよ」って、座席前のポケットに入ってた説明書を渡したけど、結局わかんないからやって、と言われる・・・。

えー。私の発音が悪くて通じないのかしら。。。でも説明書英語併記なのに・・・(・・;)と思いつつ、仕方ないのでやってあげることに。
リモコン取り出すところから!(たぶん彼は機械に弱かったのかもしれない・・・)
あの機内前方の画面と同じのを表示したい、と言われたので、設定してあげました。。。

そんな手がかかる(?)おじいさんだったけど、前の席に座っていた奥さん(たぶん)は英語ができないみたいで、機内食から飲み物から、入国書類まで、アテンダントさんとのやりとりでは「彼女のことは俺にいってくれ!」っていう感じで常にケアしてあげていた。なんとなく、感心。。。
日本人だと主に奥さんが旦那さんの世話を焼いているイメージだもん。
でも、飲み物とか、本人に何がいいかとかはきかずに、その都度勝手にメニューからリンゴジュースとかスプライトとかを頼んでいましたが(^^;

モニターの使い方を教えてあげたらちょっと心を許した(?)のか、「インドは初めてか?インドにはなにしにいくのか?留学しに行くのか?」などと尋ねられる。
「2回目で、仕事しに行くのよ!ライブラリアンよ!」って言っておいたけど。

このやりとり、その後インドで会う度いろんな人に聞かれ、なんども繰り返す羽目に。。。
しかし、私は学生にみえるのか・・・。いや、機内の乾燥対策でマスクしてたし、日本人は幼く見えるっていうし?
まあ、仕事しに行くにしては、飛行機の中では楽な格好、と思ってカジュアルな出で立ちだったけど。。。

そんなこんなで、約10時間のフライト中、ちょっとだけ眠ったけど、緊張したままインドに到着。。。

日本をお昼にでて、時差は3.5時間。おりる前に腕時計の針を回して現地時刻にあわせてみたり。
普段はオフィスワークなのでPCにも壁にも時計着いてるし、時計はしないんだけど、出張とかだとね。

日本ではもう夜になってる時刻だったけど、デリーはまだ夕方の6:30くらいでした。

●空港がリニューアルしてきれいになってる!

前回のインド出張=人生初の海外は、行きはベテランの方と一緒だったんだけど、帰りはひとりだったため、行きに日本の空港で「ふむふむ、搭乗手続きとかはこういう風になっているのね。」と思って帰りの参考にしようと思ったのに、当時のインディラ・ガンディー国際空港は日本みたいにサインとかわかりやすくなくて。


帰宅ラッシュ渋滞にまきこまれたため空港に着いたのが割と搭乗手続きぎりぎりの時刻だったのに、どっちに行けばいいのかわからず一人で途方に暮れていたら、挙動不審な日本人(私)をみつけた空港職員のおじさんが「JAL?」って聞いてくれたので、必死で「じゃる!じゃる!」と訴えて手続きの場所まで連れて行ってもらい事なきを得たのでした。。。

でも、よく考えたら、空港職員のおじさん制服着てたから信じてついていったし、いいひとでよかったけど、街中だとそういう感じで声かけられて、結果、行きたいのと違うホテルや偽の観光案内所に連れて行かれてだまされるっていう話をきくから、一歩間違うと危なかったのかなぁ?まあ、結果オーライでしたが。

インディラ・ガンディー国際空港は2010年にリニューアルしており、着いてみたら2007年に迷子になっていたときに比べ格段にサインが充実していたりと、わかりやすくなっていて感動しました(^^;
"成田空港の第1ターミナル(約45万平方メートル)より大きく、「世界で8番目の大きさ」"らしい。

ところが・・・まわりの人の流れにのりつつ、サインに従って預け荷物を受け取るという方向に歩いて行ったら、入国審査の場所にたどり着いてしまい・・・

あれ?

と思っていたら前を歩いていたインド人のおじさんにも「ここ、バッゲージじゃないの?」って聞かれ・・・
いやいや、私に聞かれても・・・(・・;)「Sorry, I don't know」・・・
でも、サインはImmigration じゃなくてBaggageって書いてあったし・・・普通の空港はどうなっているんだっけ?・・・と不安にかられ、結局その場にいた係のおじさんに聞いてみたら、イミグレーションの後だよ、と言われ、ほっとひと安心して入国審査の列に並びました。

今、ググってみたら、バゲージクレームは入国審査の後にあるのが普通みたい。
http://www.tabig.com/way/air.html 
本当に私は海外経験のレベルが低い・・・><
でも、それならあのサインがおかしくない!?><

気を取り直して。

新しくなった空港の入国審査は窓口いっぱいあって、それほど待たされることなくわりとスムーズに通過!

でも、通過した後には免税店がたくさんあるばかり・・・バゲージクレームはどこよ!?
またしても、別の係のおじさんに聞いてやっとたどり着き、無事、自分のトランクを発見しました(^^;

しかし、預け荷物にして壊れたらイヤだから手荷物にしていた会社のパソコンケースがでかくて邪魔だった*5し、重量の関係で二つに分けた荷物をまとめようと、この辺で詰め直しを・・・と思ったらトランクの鍵が閉まらない!!><

荷物があふれる、っていうよりも、鍵のかみ合わせ(?)がうまくいかなくて苦戦していたら、近くに座っていたインド人のおばさんが見かねて「大丈夫?手伝おうか?」と声をかけてくれ。
「大丈夫です~」って言ったんだけど「私もこのタイプのトランク持ってるけど、閉めにくいのよね!あ、ほら、そこになんか挟まってる!」って言いながら手伝ってくれました(^^;

親切な人はとても親切なインド・・・!
緊張していたけど、いいひとがいてよかった~!と少し気分が和らいだ出来事でした。

そして荷物も詰め直したところで、いよいよ空港の外へ!
本当はここで両替とか携帯のプリペイドSIMの手続きとかしようと思ったけど、荷物に手こずったりなんだりで時間も押していたしとりあえず当座のお金(ルピー)も持ってるし、迎えのタクシーのドライバーを探すことに。


ところで。

インドで女性がひとりでタクシーに乗るのはちょっと(おおいに?)緊張が伴います。


外国人の場合特にそのままさらわれて見つからない人とかいるって聞くし、「地球の歩き方」なんかにも数々のタクシートラブルが載っています。
インド人でも、女性がひとりだと乱暴されたりとか、トラブルにあいやすいので、女性ドライバーのタクシーを呼ぶことができる専用回線があるらしいです。

初めてインドに行く前に先輩が参考に(?)って貸してくれた「パリパリ伝説」*6というマンガのインド編で、身の危険を感じて走っているタクシーのドア開けて飛び降りたっていう話がのっていたりして、当時初インドを目の前にした私を恐怖のどん底にたたき落としてくれました(・・;)

パリパリ伝説―不思議いっぱいパリ暮らし! (1) (Feelコミックス)

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まあ、でも、初めての時は現地経験豊富なベテランの男性と一緒だったし、空港から料金前払い制(ブースで行き先を行って、先に窓口でお金を払う)のタクシーに乗ったんだけど「一人できたときには空港からいきなりタクシーには乗らない方がいいよ」と釘をさされており。
今回の出張前にもいろいろ相談しにいったら「空港の迎えはどうなってるの?」と心配されました。

そんなこんなで、空港からひとりで見知らぬタクシーはとりあえずやめておいて、現地でお世話になる予定のライブラリアンに事前にメールでお願いして迎えのタクシーを手配してもらっていました。

私の名前のカードを持って待っているはず・・・と、待ち合わせ場所のゲートナンバーを探すものの、またしても迷子・・・(・・;)

あれー?どこー??とうろうろしているうちに、番号的に反対側に来てることに気がつき。。。

本当に自分の方向感覚のなさがイヤになります>< まだ飛行機おりた時点でこんなんじゃ、街中に出たときの先が思いやられます。。。

新旧空港の迷子話で字数を消費しすぎですが・・・

やっとのことでドライバーにめぐりあうと、待たされてちょっと不機嫌そう・・・(・・;)

駐車場に向かって歩きながら、ドライバーが自分の携帯で車を手配してくれたライブラリアンに電話してくれたので、無事到着した報告をしつつ翌日の予定などを確認しました。

しかし、私のだめだめな英語力でも顔を見ながら話せばなんとなく通じるものですが、電話だと元々困難なインド英語の聞き取りがうまくできず・・・
音声が聞き取りづらいのもさることながら、表情が見えていれば通じているかどうかが雰囲気で伝わるし、(「わかんない・・・(・・;)」っていう顔得意かもw)それでゆっくりしゃべってくれたり言い換えたりしてくれるけど、電話だと相手もいつものペースでしゃべるからかしら。。。

ところどころよくわからなかったけど、なんとなく、聞き取れた単語から話を推測しつつ、主語を自分に変えて復唱して確認・・・。

たぶん、次の日の訪問時刻(これはもうメールで送ってあった)と、移動手段の確認(私はホテルのタクシーを使うつもり、と伝えた)、そして夜に一緒にDELNETのレクチャーに行くけど、その移動は彼の車で連れて行ってくれるから、ホテルからのタクシーは片道にしなさい、と言っているようでした・・・

日本では英語の論文こそ読むけど、ほとんど会話で英語なんて使ってないから、到着して最初の本格的(?)会話で、うまく通じなくって最初から凹みかけつつも、お世話になる方の声が聞けてちょっと安心。。。
携帯をドライバーに返すと「また明日も俺を呼べって行ってただろ?」みたいなことを聞かれ・・・(・・;)

いや、私、さっき明日はホテルから車呼ぶっていったばっかりだし・・・?

でも、私がよく理解できてないだけで、彼は事前にそんな話をしたのかしら???
ちょっと自信なくし気味だったけど・・・でも、さっきの電話ではそんなことは言ってなかった・・・!たぶん。。。

ということで
「の、No...?」(なぜか自信なさげw
って言ってみたものの。
「もう一回あとで電話して確認してみたらいいよ」ってまだ彼は食い下がっていたけども。
とりあえずはホテルへ向かうためにタクシーに乗り込みました。


●Do not honk!
 
前に経験してはいたものの、インドの渋滞(というか運転)おそろしい・・・!><
ちょうど、帰宅ラッシュの時間帯だっていうのあったけど、それを差し引いても、運転マナーが日本と違い過ぎて怖いんですけど!!><

空港から市街地へ向かう道は複数車線あって大きい道なんだけど、みんなスピード出してる上に、車線変更をウィンカーもださず、スピードも落とさずひょいひょいするもんだから怖いのなんのって!!

そんな状況なのに車間距離めっちゃ近い!><
そしてクラクション鳴らしまくり!><

前を行く車の後部に取り付けられたプレート?を見たら「Do not honk!」というフレーズが・・・これ、別なときにも街中に貼ってあるのをみかけました。
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あんまり鳴らし過ぎてうるさいから?
まあ、このカオスな状況じゃクラクション鳴らしても鳴らさなくても一緒かもしれないけど。。。


その上、車だけじゃなく、バイクに、リキシャに、なんか後ろに荷車ついてる系の(自転車やバイクや牛と、動力にはバリエーションあり)とか、はてはとかいろんな種類のものがごっちゃり同じ道にいるカオス・・・。

今回の出張では道路の写真はほとんどとってないので2007年の様子でちょっと雰囲気を・・・
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渋滞時間の大きい道はもっと混んでる・・・。
そして野良牛。
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でも2007年に来た時より、野良牛の姿は減っているように感じました。
当時すでに、デリーでは渋滞の要因になるから野良牛は駆除してるっていう話を聞いていたので、その後さらに減って行ったのかもしれません。
でも、ヒンドゥーの世界では牛は神様の乗り物って聞いたのに、駆除してるってちょっとカルチャーショックだったわ。。。
まあ、インドはヒンドゥーの人が多いとはいえ、そのほかの宗教の人だってそれなりにたくさんいるからなぁ。


それにしたって、このドライバーの運転怖いと思う!!
スピード出しながらほかの車をひょいひょい追い越していくドライバーを横目に、シートベルトしっかりつけ、さらに怖いのでドアの手すりをぎゅっと握りしめながら「ああは言ってたけど、明日はこの人絶対呼ばない・・・!><」と固く心に誓いました。。。

夕ご飯時だったし、早く家に帰りたかったのかもしれないけどさぁ。。。
こんなに運転怖くなかったらまた翌日も呼んでもよかったけど・・・。
荷物を車に積み込むときにも「重いな!」って文句言ってたし!!

まあ、車内ではおきまりの「どこからきたのか?インドは初めてか?どれくらい滞在するのか?」っていう質問があったので、その時に「11日間滞在するから荷物も多いのよ。重くてごめんね!」って言ったら理解を示してくれたけど。。。

しかし、ここで私はひとつ失敗をしていたことに後で気づいたのですが・・・。

そもそも、自分で手配したタクシーであれば最初に確認するけど、ひとに手配してもらっていたことと、空港で迷子になったり英語の電話でテンパったりと、やや冷静さに欠けていたのだと思います。。。

車に乗って最初に行き先を確認したら、彼が「ちゃんと事前にホテルの名前聞いてて場所わかってる」って言うから値段交渉をするのを忘れていたのです・・・。

オートリキシャにはメーターついてる(のもある)ってきくけど*7私がのったことがあるタクシーはどれも借り上げ式で*8、何時間何キロ以内でいくらとか、乗る前に値段交渉してたし、普通の乗用車withドライバーって感じでそもそもメーターとかついてませんでした。

今回もしかり。

最後、車を降りるときになって値段を聞いたら1400って言われ。

えー、ちょっと高いんじゃない??って「1400!?」って言ってみたけど、まあ空港までの道を往復と考えるとそんなものになるのかな?と思ってしぶしぶ「OK, でもレシートちょうだい」って言ったら手書きのレシート(一応会社名とかは印刷されている)くれたけど、それみたら1450って書いてある!
「さっきあなたRs.1400っていったじゃん!なんで50ルピー増えてるの!?」って怒ってみたものの。

ちょっと押し問答をしたけど、強く出られない性格なもので、結局Rs.1450払いました。。。

まあ、距離的にも、日本でタクシーにのったら3000円以上*9すると思う距離だったけど・・・。
でもここはインドなのに・・・!と、なんだか釈然としない気持ちで。
でも無事ホテルには着き。
一応荷物もホテルの中まで運んでくれて。

チェックインをしてる横でまだ彼は「明日も呼ぶ?」って聞いてきます。
心の中で(悪いけど明日は呼ばないよ・・・。)と思いつつ、「ライブラリアンに電話して確認してみるよ」ってごまかしつつチェックイン手続きをしていると、彼は残りの10日間の仕事を期待したのかレセプションデスクのカウンターに置いてあったホテルのネームカードを持って帰っていました。

でも!
絶対呼ばない!!

もうちょっと運転怖くなかったら&最後に値段吊り上げたりしなかったら考えてもよかったけど!
因果応報というものです。。。


とりあえず、ホテルには無事チェックイン。
部屋は2階、すなわち日本でいうところの3階、ということで、エレベーター乗ろうと思ったら壊れてるというではないですか!
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案の定!(°д°)

こんな重いトランク階段で運べないんじゃ・・・と思ったけど、ボーイさんがえいやっ!と持ち上げて運んでくれました。。。
細かいのないからね!って言いながら、重さの分だけチップをちょっと多めにあげました・・・。

まあ、部屋はキレイ。
しかし、事前にネットでキングサイズベッド1つって選択してたのに、2ベッドだし・・・。
写真ではバスタブあったのに、なし。。。
かなしい。。。
窓も開けてみようと思ったら、なんか隣の建物と接しているところだったので、ほとんど何も見えず明りも入ってこない。。。
えーん。。。

一瞬、クレームして部屋変えてもらおうかな、と思ったけど、エレベーター壊れてるから上の階になったらそれもやだな・・・という考えが頭をよぎって、そのまま受け入れることにしました。。。

トイレもきれいだし。
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ホースとトイレットペーパーの二刀流w

部屋を一通り確認したころで。
まあとりあえず、お茶でも飲んで一息入れましょう。

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タージマハル柄の紅茶。ティーバッグとネスカフェは無料で毎日補充してもらえました。
お水はペットボトル最初の1本は無料サービス。あとは冷蔵庫にあるのを購入するか、外で買ってくるかだわね。と思いつつ、備え付けの電気ポットでお湯をわかしてほっとひといき。

なんだか、いきなりタクシーにぼられたり、出鼻をくじかれたけど、なんとかひとりで無事チェックインまではできた。。。
ぼられたっていっても大した金額じゃないしね?と自分を納得させつつ。


とりあえず、今日は移動日だもん。


まだ7時半くらいだったから外にご飯食べに行ってもよかったんだけど、ホテルの周りがザ・インド!って感じの庶民向けのバザールみたいになっていて、なんだか一人で夜歩くのに自信がなかったし、機内食が2回出ていておなか減ってなかったのでご飯は省略することにしました・・・。


ところで、さきほどチェックインしたときにレセプションで「インターネット使いたい」って言ったら、クーポンのオプションを聞かれて、「後でボーイを部屋に行かせるから」って言われたんだけど、お茶を飲んで、荷物を整理し、一息ついてもまだこない。。。

メールチェックしたいんだけど・・・。

かれこれ1時間以上たってるのにこないってどういうこと?忘れてるの?
さすがにしびれを切らして、苦手な電話をがんばってかけてレセプションにクレーム。

いわく、さっきまでネットのトラブルでつながらなかったけど、今なおったからすぐボーイを向かわせます。とのこと・・・。

トラブルってほんとかよ?

と思ったけど、まあ、怒るのも疲れるので、はいはいと電話を切って待つこと5分。
ボーイさんがクーポン(パスワードが印刷された紙)を持ってきてくれました。

Wifiで接続してからブラウザでクーポンに印刷されたパスワードを入力してログインすると外部につながる形式。
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無事、会社のネットワークにもVPNでつながってメールも確認できたし、いつもチャットしてる友達にも「インドついたよー!でもいきなりタクシーにぼられたよー!><」とかぼやいてちょっぴり人心地つきました。

さて。
一応、翌日は午後からの予定だったけど、時差もあり、前日寝てないのもあり、そろそろ体力の限界に差し掛かってきたり。
初日ほとんど何にもしてないけどホット・シャワーを浴びて(バスタブはなかったけど、ちゃんとお湯が出た!よかった><)ベッドにもぐりこみました。。。

二日目に続く。。。

*1:一応作成してはいったんだけどもっとちゃんとオーガナイズすればよかった。。。印刷した表が見づらくて苦労した。。。

*2:情報セキュリティのため、メールをチェックするにも会社の設定済みPCからVPNでつながないといけないのです。。。

*3:このロジックよくわからない。1つに全部入れて重すぎると運ぶ時大変だから?

*4:なにせ、直前の週末は京都に出張で、前日は夜までビザを待って職場にいたりしたものだから、ほぼ寝ずに荷造り&原稿書きをしてました。。。

*5:中身はB5なのに。。。

*6:ほんとはフランスの生活に関するエッセイ漫画だけど、番外編的にインド旅行の話が収録されていました。関係ないけど、この作者の「日曜日はマルシェでボンボン」っていうコミックがおすすめです☆少女マンガの主人公ぽくない性格のジュリエッタちゃん(8歳)が愛しいです。

*7:arucoの交通手段編みたら、「実はメーターもついてるけど、めったなことじゃ使いません!」て書いてあった(;∀;) 

*8:だって流しのタクシーに一人で乗るの怖い><それならリクシャの方がまだ怖くない気がする・・・。

*9:当時のレートで1円=Rs.1.5くらい。