めじるし。

右側の、ふたつめの星を朝までまっすぐ。

インドのお部屋内見時に知っていると便利?な用語集

インドでの部屋探しにあたって、重要と思われる用語とか、事前にチェックポイントとして事務所で教えていただいたものなどを下記にあげてみます。
(ただし、私のブロークンイングリッシュによる会話で出てきた単語もあるので、あまり信用しないでください。)
最後に部屋探しをしてみての所感なども。


BHK

B:ベッドルーム、H:ホール、K:キッチン
こっちでいうところのLDKみたいな感じね。でも日本の首都圏の感覚でいると、インドのお部屋はとにかく広いので感覚が狂います。
もう少し狭くても部屋数少なくてもいいから安くして。。。

外国人向けの家具つき(Fully Furnished)物件を探していると、3BHKが普通。そしてたいていベッドルームには個別にバスルーム(トイレ+シャワー)がついてます。
でも一人暮らしには広すぎるよ~。。。
たまに、2BHK以上あるところで、1部屋のシャワーブースに無理やり洗濯機を設置していてまったくシャワーの用をなさないところもありました。まあ、一人で住む分には問題ないけどね。。。

Studio

日本で言うところのワンルームタイプのことらしい。
私はひとりだからこれくらいでも広さは問題ないんだけど、キッチンが狭かったり洗濯機がなかったり。まあ、ホテルみたいに完全にお掃除とランドリーサービスとかがついてる場合もあるんだけど、下着までいちいちランドリーに出したくないし。。。
あと、さんざん広いところをみていると、狭いのに家賃がそんなに変わらないとなんだか損をした気分になります・・・。
スタジオタイプでも、手ごろなお値段で長期滞在向けのところがあればな~。。。でも今回は出会えませんでした。

フロア

インドの階の数え方は英国式なので、日本で言うところの1階はGround Floorで2階が1st Floor(以降足し上げ)
最上階はトップフロア。インドでは最上階は夏暑いらしいので、要注意です。。。あと、高層階だと、停電でエレベーターが止まったときもつらいと思う。実際、見に行ったときにとまってたところがありました。
関係ないけど、なぜかインドのエレベーターにはドアの「開」ボタンはあっても「閉」ボタンはない!そして扇風機のボタンがありましたwww
Ground Floorもセキュリティ面では慎重になったほうがいいかも。

Power Back Up

停電が多いお国柄。停電したときのバックアップです。
ジェネレーター(自家発電機)とインバーター(蓄電池)のタイプがあります。もちろん、バックアップがないことも・・・。

ジェネレーターがあると一番よい。停電したときに、エアコンや冷蔵庫が止まりません。(でも、どこの部屋のエアコン何台分とか、冷蔵庫とか、電力を供給する先が決まっているようである。)ガレージや屋上にでっかいジェネレーターがどんと置いてあると一目瞭然。

インバーター(バッテリーとか言ってる人もいたような?)だと、天井のファンとランプとか、最低限のものしかつかないみたいです。

Rent

言わずと知れた家賃。
これに、場合によってはルームクリーニングとかwifiとかケーブルテレビ代とかが含まれていることも。
光熱費としては、ガス代・電気代別になっている場合が多い。
ガスとお水(浄水器?)はrentに含まれていることも。
電気はエアコンとか冷蔵庫とかいっぱい使うし、基本家賃とは別みたいです。
何が家賃に含まれていて、何が含まれていないか、電気などのメーターは別にあるのか?請求と支払い方法は?など要確認。

Maintenance charge

共益費?エレベーター(インド的にはLift)とか共用部分にかかるメンテナンス代金のこと?だと思う。たぶん。。。あと、部屋に備え付けの電化製品(エアコンなど)のメンテナンスも?

ガス

シリンダー(ボトル)タイプ(日本で言うところのプロパン)と、パイプライン(日本で言うところの都市ガスタイプ)があります。パイプガスの方が安くて済むらしいし、交換もいらないから楽らしいけれど、まだ少なかった。
ガスレンジ(ストーブ)があっても、ボトルがないとすぐ使えないので要注意。。。

ギザ(Geyser)

はじめて聞いたとき、しょこたんを思い出したのは私だけじゃないはず。。。
お風呂や台所のお湯を沸かす電気給湯器のことです。
丸い筒状のタンクみたいなのが多い。ぽちっとスイッチを入れると沸きます。
これのサイズで冬のお風呂生活の快適さが変わるらしい。大きいにこしたことはないけど、私が見た中では100L とかはあんまり見かけませんでした・・・。
お風呂場の天井にあることが多いんだけど、目に見える場所についていないことも。ああいうタイプの場合はどこにあるんだろう・・・。
そもそもバスタブやハンドシャワーもないこと多し。(シャワーは天井から降ってくるタイプが多い)

エーシー(A/C)

エアコン。これも最初聞いたときなんのことか戸惑った単語のひとつ。
部屋探ししなくても、タクシーとか車のエアコンの強さを変えたいときとかにも、エーシーってよく言います。

バルコニー

インドはベランダって言わないのね。
♪なーぎさーのバルーコニーで・・・←

ゲート

住宅街にはコミュニティごとにゲートがあって、警備員さんがいたりします。夜何時にしまる、とか決まっているところもあるみたい。セキュリティ面では安心感強し。

マーケット

徒歩圏内に野菜や日用品を売っている市場的なものがあると便利。

Security deposit

家賃の3か月分くらいを保証金として最初に要求されることが多いです。要ネゴシエーション
日本の敷金みたいな感じで基本的に退去時には帰ってくるみたい。

Brokerage charge

不動産業者に支払う仲介手数料
通常家賃の一か月分。

その他、契約関連についてはスターツインディアさんのウェブサイトに説明が!
http://www.starts.co.jp/india/house/select.php


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ここからは部屋探しをしてみての感想など。
日本から、赴任が決まったときにデリーの不動産屋さんを紹介してもらえるように現地オフィスにお願いしていたところ、5社さんも紹介していただき、計40件くらいの物件をみることに・・・!
希望は家具つき(Fully Furnished Apartment)か、家具+ルームクリーニング等サービスつき(Serviced Apartment)物件。部屋が広いし、インドのお掃除、日本と勝手が違いそうなんだもの。*1

サービスト・アパートメントの場合、サービス内容の詳細を聞くと、何度か「デリーハウスキーピング」って言われて、そういう名前のデリーの家政婦紹介所みたいのがあるのかしらん?と思っていたけれど、あとでよく考えたらデリーじゃなくてdailyだったw インドの発音聞き取りむずかしい。。。
毎日お掃除してくれるってことねw
シーツ交換は週二回というところが多かったです。

5社の対応を見比べて感じたのは・・・

日系のところでは、実務的に日本とインドの賃貸契約の商習慣の違いとかを丁寧に説明してくれて、なるほど・・・と思いました。

別の会社では私よりもヤング(たぶん)な日本人の担当者さんで、ちょっと頼りないかしら?と思いきや、どっこい。口八丁なインド人のオーナーさんと対決しながら借り手側の視点に立って交渉してくれたり。なかなかに頼もしかったし好印象。

What is your requirement?とか言って、今ないものをつけてあげよう!洗濯機とかどうだ!と言い出したにもかかわらず、設置できそうな水道や排水設備がある場所がこの部屋にはないよね・・・?とか、突っ込みを入れてくれてましたw

しかし、インド人同士だと話も早いと言うか、インド系の会社でも日本人とずっと付き合ってるところは日本人のツボをしっかり押さえた上で、オーナーさんとのネゴシエーションにも抜群の交渉力を発揮してくれたり。

なんと5社中3社さんは日本語対応可!(もう一社さんも、日本人のスタッフさんがいるようでしたが、ちょうど日本に帰国中とのことで、私のときはインド人のスタッフさんでした。)
事前にもらった情報で担当者さんのお名前が日本人だったところは、そのつもりでいたけれど、名前も外見も完全にインドな方が担当だったので英語で話しかけたら流暢な日本語で返されてびっくりとか。

その後別の日に別の会社の人と初対面で待ち合わせたら「○○サーン!」と呼びかけられ、あら、この人も見た目インドだけどやっぱり日本語できるの!?と「どうも、はじめましてー。」と日本語で答えたら、呼びかけと挨拶だけが日本語であとはずっと英語だったり(^^;

ドライバーさんはあんまり英語できない人が多いんだけど、ヒンディー語だけかなーと思っていたら、帰り際に急に挨拶だけ「アリガトゴザイマシタ!サヨナラ!」とか日本語で言ってくれたり。(なんで最後まで隠してたのかw)
けっこう、インドには日本の会社とたくさんお付き合いしているインド人も多いのですね~。

複数社の対応を見比べて勉強になったこともあったし、色々みられてよかったけれど、契約できるのは一社。なかなか煮え切らない性格の私はずるずると回答を先延ばしにしてしまいましたがすべての条件にぴったりあてはまる物件はなかなかないもので。。。

オーナーさんが複数の不動産仲介業者さんに委託していることも多いらしく、同じ物件を紹介されることもありましたが・・・正直に「ここは別のところでもう紹介されました」って言ったほうがいいみたい。その場合は、条件が違っても先に紹介してくれた不動産屋さんを選ぶのがよいようです。(条件は要交渉?)

私はデリーの北側に通勤しなければいけないので、なるべく中央か北寄りの物件が希望だったのだけれど、日本人や外国人向けの家具つき物件となると南側が圧倒的に多く。

たまに中央のコンノートプレイスあたりにも物件があったりしたけれど、ホテルタイプのサービスト・アパートメントで、数ヶ月とか短期滞在ならいいけど、2年となると自分でご飯作ったり洗濯したりできないのは不便で。。。

そもそも、一人暮らしってインドではあまりないのかも。家族で来ている人がうらやましいです。シェアできるような友達でもいたらいいんだけど・・・。

そして家賃が高い!インド人のカウンターパートにちらりとインドって家賃高いですね。。。ってこぼしたら、そんなにするのか!?それならホテルにも住めるんじゃないのか!?(ホテルはホテルで高いんだよ・・・?)このキャンパス周辺で探したらどうか?と言われたけれど、でも、日本人がたくさん住んでいる周辺には日本人向けの食材屋さんとかもあるし、やっぱり北デリー(いわゆるオールド・デリー)はインド初心者の私にはハードルが高いのでした。。。

3日かけてみて回るうちに、日本の物件探しともまたポイントが違うし、だんだん基準も揺らいできて。

ひとりには広すぎるーと思っても、狭いところと家賃がそう変わらないなら、それでもいいのかなー?とか。でもお掃除とか大変だし、広い分電気代とかかかりそうだしなー。。。なんて、

事前に住所やポイントや家賃の載ったリストをくれたところと、なにもないところと。

リストがあれば、住所から重複を見つけられるんだけど、口頭での説明だと、行ってみないと重複かどうかわからない。。。

その上、車に乗っている間にどんどん電話がかかってきたりして、リストにない物件を新たに紹介されたり。

まあでも一日見終わったところで「今日見たところを改めてリストにしてメールでください」とお願いしたらみんな送ってくれました。


今やっと決心して契約書作成中だけど、職場からの距離が遠いので、やっぱりもっと近いところにするべきだったかな~とまだうじうじ考えています。。。でも2年のインド生活において、住環境って大事だと思うもの。。。
契約書が完成して保証金を払ったら、来週あたまに引越し予定です。
早く居場所を整えて落ち着きたーい!!

*1:もうひとつ、事前にインド経験者に相談したときに選択肢としてあがったのはPG: Paying Guestというもの。たぶん、大家さんが住んでる家の一部を借りる下宿的なタイプだと思う。でも人間関係とか相性がむずかしそう。。。