めじるし。

右側の、ふたつめの星を朝までまっすぐ。

入国後、外国人登録手続き&住所変更手続き~リサーチビザの場合~

日本にいるときから諸先輩方に脅されていたFRRO(Foreigners Regional Registration Office)での手続き。

インドに180日以上滞在する外国人は原則14日以内に滞在先のFRROで登録が必要です。

以前は書類を持って直接オフィスに行っていたようですが、今はFRROに行く前にオンラインであらかじめデータを入力し、いくつかの書類や写真のファイルをアップロードする必要があります。(要スキャナ&インターネット環境。。。オフィスワーカーなら着任後すぐできるんだろうけど、前述のエントリのように私は最初ネット接続環境に恵まれなかったので、若干遅れをとりました。。。たぶんそれなりのホテルに泊まっていればビジネスサポートセンターみたいなコーナーでPCやスキャナも使えたんだろうなーといまさら思う。。。)

General Instructions for Registration by the Foreigners
(インド入管のサイトです)
http://www.boi.gov.in/content/general-instructions-registration-foreigners

ここに載ってる説明も、いまいち不明瞭で、しかも、いくつも説明の書類があって、それぞれ書いてあることが微妙に違ったり・・・

そして、ほかのビザの場合には~~が必要っていうのがたくさん載っているのに、リサーチの場合はほかに比べて書類も少なくて、ほんとにこれでいいの!?と不安に陥ります・・・。

たとえば・・・
http://www.boi.gov.in/sites/default/files/SupportingDoc-Reg-12.pdf からリサーチの部分をこぴぺ。( )内の日本語は筆者によるコメント

  • Application form (オンラインで必要事項を登録するとPDFで生成されるので印刷して持参します。)
  • Recent Passport Photograph
  • Request letter addressed to FRRO (Only in case of Delay / Overstay)
  • Original passport and copy of passport (photo page, page indicating passport validity, visa page and page indicating arrival stamp of Indian immigration) (写真とパスポートコピーはオンライン登録時にデジタルファイルが必要。サイズやフォーマット要注意。)
  • Address proof – copy of valid & notarised lease agreement or copy of recent electricity bill or telephone bill along with a letter from house owner & ID proof of the owner or letter from hostel/hotel or copy of ‘C’ form (私はまだ家を借りておらず、ホテルじゃなくて研究所の宿舎にいたので、研究所から公式レターヘッド&サイン入りで滞在を証明する文書を発行してもらいました。)
  • Bona fide certificate from the educational institute (in the prescribed format only). It should indicate duration of the Research and name of Professor/Guide (インドの研究機関からの証明書。これも、研究所から発行してもらったんだけど、ビザの発行が予定より1ヶ月遅かったおかげでインビテーションレターの記載と実際の滞在期間が1ヶ月ずれたので、そこを修正してもらったり、宿舎の滞在証明とあわせて1通にまとめようとされたのを「それ、要求されてるの別々のドキュメントだから、二枚に分けて!」って言ったりしてるうちに、カウンターパート(指導教官的な人の名前に該当)の名前を入れてもらうのを忘れ・・・まずいかなー?と思ったけど、なんとかつっこまれませんでした。。。ラッキー!?)
  • Fee payable , if any (to be submitted as DD after approval of application)
  • Any other supporting document (その他のって具体的に何よ!?)


でも事前に入念に心の準備をしていたおかげか、私にとってはこっちの方がビザよりもまだ楽だったと言うか、大使館相手のビザ手続きよりもちょっとはすんなり行った気がします。

以下、事前に得ていた情報と、その実際についての一例(→以下がコメント)。*注:FRROデリーの場合です。場所はR.K.Puramでハイアット・リージェンシーホテルの近くにありました。

  • 書類が大変

  → ほんとに大変。。。だって、何が必要かとか書式とかの情報が出揃ってない!

  • アプリケーションフォームは3部印刷

  → 1部でよかった。。。2部無言でつき返されました・・・。余った2部に貼った証明写真は、もったいないのでお湯沸かして湯気ではがして再利用しました。。。

  • 一回で終わらない

  → 私は宿舎で仮住まいのときに登録したので、二回目は住所変更に行ったけれど、最初の登録自体はなんとか1回で終わりました。

  • どうやらリサーチビザの場合、日本のインド大使館から何かレターが受け入れ先の研究機関に届いているらしいからそれが必要

→ 到着時に研究所の受け入れ担当の職員さんに「大使館から手紙きてませんか?」って聞いてみたものの「さあ?心当たりないね」と言われ。。。とりあえず、自分宛に大使館が出してくれた特別承認書を念のため持参したけれど、FRROでは特に聞かれず。

  • インド人の身元保証人的な人を連れて行かないといけない

→ たぶん、インド人身分証明書コピーと直筆サイン入りの身元保証書であるUndertaking Letterっていうのがそれにあたると思われるが、私の場合これも聞かれず・・・。
リサーチビザの必要書類であるBona fide certificate(正規のの研究者/学生であることを証明する書類)がそれに該当するような内容になってはいたんだけど、Undertaking letterの場合身元を保証してくれるインド人の身分証明書のコピー(サイン入り)を提出しなきゃいけないらしく、それがないから不安だった。。。とりあえず、Bona fide certificateは、オフィシャルレターヘッド&スタンプつきで、さらに受け入れ先の担当者の人の直筆サイン入りだったからよかったのだろうか。

  • 15:00過ぎると受付けてもらえないから朝早く行ったほうがいい

  → 確かに、オンライン登録した後に生成されるPDFの最後にInstructionが載っていて「Applications are accepted upto 15.00」って書いてあるんだけど、私がいったときは、そのPDF書類の右肩に「Appointment Date and Time」という表示が印字されており、その時刻になるまで受付してもらえなかったので、早く行き過ぎてもだめかも?(これ、最初時刻が印刷されてるのに気づかなくて朝一の業務開始前に行ってしまった。。。でももうけっこうな人が待っていました。)

  • インド人の手続きをよく知っている人と一緒に行った方がよい。

→ 受け入れ先の人に聞いてみたけど、誰も詳しくなく・・・。現地オフィスにもちょっと聞いてみたけど、ビザの種類や所属が違うのであまりサポートしてもらえず。(でも、書類のことを聞いたら教えてはもらえました。)
えいやっ!とひとりで乗り込んだところ、前に赴任していてけっこう苦戦していた人たちをみていたせいか、ドライバーさんに「ひとりでいくのか?大丈夫か?」とめっちゃ心配されましたwww「なんなら自分が一緒についていく!」といってくれましたが、たぶん誰かについてきてもらう場合には委任状?的な書類が必要だと思います。ヒンディーで話したほうが込み入った状況では話が通じやすいかもしれないけど、外国人登録の担当官みんな英語堪能です。。。
でも、登録サポート業務みたいなのを請け負っている会社もけっこうあるみたい。在住日本人向けフリーペーパーにも広告載ってるし、お世話になった不動産エージェントさんとかもやってるっていってたし。日本人に限らず、わけ知りそうなインド人に付き添われている外国人をたくさんみかけました。

上記をみてもわかるとおり、ケース・バイ・ケースというか、そのときどきで担当官の言うことも違ったり、書類についてもいうことが変わるみたいなので、この情報と食い違うことがあってもあしからず・・・。

なんか事前に必要って書いていなかった書類について言われたら、強気で言い返すとわりと通ることもあるのかも?(でもだめなものはだめで、Mandatoryって書いてあるものを持っていないとどんなに粘ってもだめっぽいです。めちゃめちゃ粘ってるアフガンの人とかいたけど・・・)

さて、以下は私の体験談です。

まず14日以内に登録が必要と言われたので、研究所の偉い人や事務の人に会うたびにこの件について色々聞いてみたりしたけど、みんなそれほど詳しくなく・・・(年に1,2人くらいは外国人受け入れているっぽいけれど、本人に任せているのかも?)
うちの会社の現地オフィスに挨拶に行ったときにも聞いてみたけれど、彼らは基本的に雇用ビザで、私の場合とは身分も手続きも違うため、なるべくそっちでやってくださいね、と釘を刺される。。。でも、書式とかはちょっと参考にさせてもらったりしました。
 
そして、登録には住所の証明が必要なので、まず最初に部屋探しを開始することにして、不動産屋さんと物件めぐりをする日々で1週間経過・・・
 しかし、契約成立までけっこう時間がかかりそうな雰囲気になってきたので、途中で断念し、14日以内に一回登録しなければ、と仮住まいのままでとりあえず登録だけをすませることに。色々よくわからないところもあるけど、とりあえずだめで元々、1回オフィスに行けば足りないものも指摘してもらえるでしょう、と。

 まず、オンライン登録手続きで躓いたのは、ファイルの指定・・・。
Online Application Forms http://indianfrro.gov.in/frro/
このページに書いてあるとおり、書類のコピーはPDFかつ、各ファイル容量200KB以下

写真JPEGで50KB以下で、サイズはUpload Photo in passport size (3.5 x 3.5 cm or 3.5 x 4.5 cm)って、何で二種類サイズがあるのよ!?それから写り方とか背景に非常に細かい指定があります。もちろん、あとで申請書に貼るのと同じ写真のファイルが必要だと思います。
写真をセンチメートル単位で指定して、さらにファイルサイズで指定って。。。
ピクセルとかにしてくれよ~。。。写真編集ソフトはたいていピクセル指定なんだよ!と苦労してピクセルとセンチの変換サイトとかをみたりして、手元にある機器でなんとかそれっぽいサイズに整えてアップロードしようとしたら、エラーでサイズが違う!とか怒られたり。。。
結局、変換サイトの計算結果よりちょこっとだけピクセルちっちゃくしたら、なんとかアップロードできました。。。

この辺、証明写真をとりがてら、街中にあるインドの写真屋さんに聞いてやってもらっていたほうがすんなりいくのかも。。。と、今となっては思います。。。
あと、部屋の賃貸契約書(に付属する書類?たぶん、警察署に外国人の登録をしてるっぽい)とか、携帯電話のSIMカード買ったりするのにも写真を要求されるので、写真はたくさん用意しておいたほうがいいです。。。私はビザ用の写真のCDRは持ってたんだけど、うっかり焼き増しし忘れてインドで適当に撮った写真で登録しました。。。それも、写真屋さんにそのCDR持っていってお願いすれば出力してくれたのかも??でもその辺の街角の写真屋さんで英語通じるかわかんなかったし、ヒンディーで説明できる自信ないし、到着当初にそこまで頭が回らなかった。。。

ちなみに、私が行ったお店のおじさんはわりと英語が通じました。写真のプリントアウトを待っている間、日本人だって言ったらブッディストか?と聞かれ、ブッディストのグルはいまやダライ・ラマぐらいだな、というような話をされたり。うち曹洞宗ダライ・ラマチベット仏教・・・(^^;


話がFRROからそれたけど・・・


写真もさることながら、PDFも200KB以下ってけっこうファイルサイズ小さいです。私は赴任先の図書館でリポジトリの登録用に使ってるスキャナを借りたので、デフォルトの設定がOCRテキスト抽出してたりして解像度も高め。そうするとファイルサイズも必然的に大きくなります。住所変更のとき、ファイルサイズの指定があったのをすっかりわすれ、、、うっかり何ページもある賃貸契約書をその設定でスキャンしてアップロードしようとして、容量が大きすぎます!っていうエラーになって登録したデータが全部消えてやり直し・・という悲しい事件がありました。。。

データ入力のあと、ファイルアップロードに行く前に、一時保存ができるので、もしものときのために一時保存してパスワード発行しておいたほうが無難かも。。。

そのようにして、各所から集めた書類のコピーと入力データをオンラインで申請したあとは、いよいよFRROに乗り込むことに。


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オンライン申請の最後に、予約したい訪問日を指定できるので、直近の日を指定。しかし、オンライン登録の翌日であった4月8日がRam Navamiというインドの祝日なせいか、選択できず。。。(もしかしたら、人数がいっぱいで選べなかったのかもしれないけれど。。。)これ、ぎりぎり14日目とかで祝日知らなかったりしたらピンチだったなーと思ったり。10日もインド総選挙のデリー投票日でたぶん休日だったと思われる。
何事も、ぎりぎりでは危険ですね><

そして、ネットで見かけた朝一でいったい方がいいという情報に踊らされ、自分の予約時間が11:30だ(前述のとおり、プリントアウトして持参するPDFの右肩に小さく印字されていた)ということも知らず、のこのこと9:00過ぎに単身FRROへ乗り込みました。。。

とりあえず、中に入ると、テントみたいな簡易的な屋根のある場所にベンチが並んでいて、前方に係員の人たちの長テーブルが置いてありました。(上に載せた写真の右側にあるグリーンぽいところが待合所・・・)
まだ、受け付け時間前だというのは知っていたけれど、とりあえず、係員ぽい人に聞いてみようと思って近寄ると「座って待ってるように」とベンチを示され。
すごすごと、通路を挟んだ右側の5列くらいあってすいてるほうのベンチに座ったら、別の待ってる外国人から「マダム、そこじゃないよ、こっちだよ!」と左側の3列くらいでいすが少ないほうのベンチを示され。
なんで?と思いつつも素直に移動したけれど、どうやら、右側はアフガニスタン人専用コーナーだったらしい。(パキスタン人とアフガニスタン人は登録の条件がほかの国と違うらしいのと、アフガニスタンからはインドに来やすいからたくさん来るらしい。)

そんなこんなでベンチに座って待つこと30分。だんだん人が増えてきて、ベテランぽい係員のおじさんが、待っている外国人たちの間を歩きながら英語で注意事項を話しだしました。受付開始時刻になると、9:30とか10:00とかの予約の人たちは、待合所の前方の係員に書類やパスポートを見せ、手書きの受付台帳にサインをしてから、トークン(これも手書き。しかも適当に4センチ四方くらいに切った何かの裏紙?に日付と番号をその場で書いてくれる)を渡され、上のフロアに移動します。

アサイチから並んでいた人たちが上のフロアに行ってしまい待ってる人が減ってきたころに、おじさんがうろうろと歩きながら、私の書類も「どれ、みせてみな」という感じでみてくれたけど予約の時刻が11:30だったためさすがにまだ登録はさせてもらえませんでした(^^;

しかし、4月のはじめとはいえ、屋根があるから日差しはそれほどではないものの、屋外の待合所なので暑いし(確実に30度は超えていたと思う)、お水のボトル持ってくるの忘れたし、だんだんふらふらに。。。
飴をもっていたのでそれをなめつつ、いったん外に出てその辺の屋台とかで水のボトルを買ってくるべきか・・・と悩み始めたころにやっと私の受付時刻に。

ベンチから立ち上がってトークン
の列に並んでいると、なんか横から割り込んできて順番の時刻じゃないのに早く登録にいかせろと訴える外国人(白人女性)とか、書類の不備で押し問答になってる人とかが発生し、あとちょっとなのになかなかトークンまでたどりつけず。。。そうかと思うと、生まれたてっぽい双子の赤ちゃんを連れた外国人のカップルは赤ちゃん連れ、ということで繰り上げて先に行かせてもらっていました。赤ちゃんには優しいインド。しかし、書類の不備や口八丁で順番ぬかそうとする人にはにべもないです(^^; 係員の目を盗んで横から列にするっと割り込んできた場合は除く。。。

なんとか書類を見せて、ほんとにこれが!?と思うような紙切れのトークンをもらい、上のフロアに行ったらウォーターサーバーが!生き返る~~~!とつめたい飲料水をごくごく。。。なんとか熱中症を免れました。。。。インド人はだいたいみんな自前でボトルを持ってること多いけど、お店とかでもすぐお水やチャイを出してくれるし、銀行の待合室とかそういうところにはたいてい自由に飲めるウォーターサーバーが設置されています。そのかわり、水道の水は飲めませんが。。。

一息ついて、周りを見渡すと、広い室内の内側に待合のベンチがあるんだけど座りきれずに人がごった返している
壁際にはぐるっと係員の人たちの席があり、入り口に一番近いところがどうやら最初の受付のようである。
混雑する室内の騒音に負けないようにマイクでトークンの番号を呼んでいる。
そこで書類をチェックした後、内容によって次はどこのカウンターに行くかを指示される仕組みらしい。

とりあえず、受付のところにさっきみた赤ちゃん連れの人が並んでいたので(私の直前の番号のトークンをもらっていた。)その列に並んでみる。そしてしばらくして列が前に進んだのでトークンを見せたら、この番号はまだだ、といわれ・・・。赤ちゃん連れてたから、ここでも番号より早く回してもらっていたというわけね。。。98とかそのくらいのトークンを持っていたんだけど、まだ80番台だったので、とりあえず座って待とうかしら、と思うものの、人の導線の関係で、真ん中あたりに空席があっても通路は狭いし回りにたってる人とかたくさんいるしたどり着けそうになく。。。

しばらくそのあたりに立ち尽くしていたら、受付前の席が空いたのでようやく座れた。。。これ、いすの数が生かせてないし、もっと通路広く取るべきじゃない!?それか、人がたくさんいるインドなんだし、待合室の交通整理する係員をおくべき!とか心の中で毒づいていたんだけれど、その2週間後くらいに住所変更手続きで再び訪れたときにはいすとカウンターのレイアウトが変更され、もっと待合室が快適になっていました・・・ただし、年度初めの混雑がすでに落ち着いた後だったので人はまばら。この変更をどうして一番混むであろう4月の頭にできなかったのかしら。。。とは思ったけれど、まあ来年登録する人たちにとってはよかったのかな。。。

FRROに2回行ったからこそわかるこの違い。。。

ちなみに、1回目はすごく混雑していたためか、ほとんど書類をじっくり読まれず、さくさく次に進まされましたが、2回目はすいていて係員も暇だったのか、ビザに書いてある私のリサーチの内容を読み上げ始め・・・(・・;)ここでうっかりめんどくさいこと聞かれたりしたら大変!と思って「あの、すでに登録はしていて住所変更だけです!!」と強調して放免してもらいました(^^;

あと、1回目は待合室の受付の人もベテランぽかったけれど、2回目に行ったときは新人ぽい人が担当で、ちらっと手元の書類をみたらビザの種類と手続き内容に対しての必要書類がリストアップされたカンニングペーパーみたいなものがあり、そしてそこには案の定「リサーチ」で「住所変更」っていう組み合わせは載っておらず・・・。
なんかいやな予感・・・(・・;)
と思ったら、やっぱり、そこでリストにないからしばらく悩んだあとに「ビザのコピーは?」とか聞かれ、「住所変更の必要書類には載ってなかったけど、ファイルもアップロードしてあるし、この間も提出したのに・・・」と思いつつ、ビザコピーは余分に持っていたので渡してみると、次に「研究機関からのレターは?」と言われ。レターはサインがオリジナルじゃないとだめだし、住所変更には絶対関係ないし!と思って「それはこの間出したし!」と押し問答。「住所変更のときの必要書類のリストにはなかった!」と強く主張してみたところ「赴任先の研究機関やテーマは変わっていないのね?」と口頭で確認されてなんとか許してもらえました。。。
リサーチビザ、ウェブでも事前情報が少ない上に、あんまりいないせいか係員も不慣れ。。。

事前情報にないようなことを言われて手続きで躓いたら、すごすごと引き下がる前に一回強気で言い返してみることをおすすめします。。。

さて、住所変更のことに話がそれたけれど、無事順番が来て、受付のところで書類確認をされ、前述のとおり3部必要なのかと用意してきたコピー渡したら無言で二部つき返され・・・そして、なんで?いらないの?と紙の束をそろえつつあわあわしているところに、ここにサインがない、と言われ、さらにあわあわしながらサイン。(PDFは印刷して写真貼るだけじゃなく日付とサインも必要だったらしい)、でも手書きでその場で書けばOKなレベルの不備でよかった。。。

サインしたら、次に行くべきカウンターを指示されました。
よかった・・・書類はとりあえず足りているらしい・・・。

次のカウンターに行くと、いったん書類を受け取って、呼ぶから待ってろ、と言われ。しばらく座っていると、どうやらシステムがダウンしているらしく・・・周りでざわざわともれ聞こえてきた話を総合すると、「またか・・・」「この間きたときもシステムがダウンしていた」とかよくあることみたい。停電のバックアップとかそういう問題ではなく、サーバダウンかな?きっとサーバの容量が小さい上にこの時期オンライン登録も多いだろうし、私みたいにうっかり大きいサイズのファイルをアップロードしようとする人とかもいたりするせいかしら。。。
しかし、IT大国インド。。。システム化の落とし穴がこんなところに。。。
その上、このシステム化、たぶん事前に入力データの形で印刷させることで、読みやすさとか、紙の節約(お役所側での)にはなっていると思うけど、事前に書類をアップして印刷させたりするくせにハードコピーも持ってこいっていうし、たぶん登録が終わるとデータを消去しているようで(まあ容量もないし、流出するのも困るから?)住所変更のときには、変更箇所だけの情報を入力すればいいのかと思いきや、ほとんどすべての情報をまたイチから入力する必要がありました。。。利用者にはまったく優しくないIT化・・・。

システム化すると、それがダウンしたらなんにもできないのね。。。人間は、機械が復旧するまでおろおろとただ待つことしかできません。。。

まあ、このときは10分以内くらいで復旧していましたが。そして、いよいよ名前を呼ばれ、カウンターに行くと「ここにはなにしにきたの?」と聞かれ・・・なんでそんなこと聞くんだろう???と頭にはてなを浮かべつつ「登録しに・・・?」と答えると、係員は苦笑い。その後、書類とデータを照合しつつ、「結婚しているか?」とか「入国日は?」とか形式的な確認の質問を口頭でされて、ああ、さっきの質問は入国目的が聞きたかったのか、と思い至る。。。でも書類に書いてあることを聞かれると思わなかったし、ここ、すなわちHere=Indiaって一瞬思わなかったんだもん。。。まあ、係員の人も深追いはしなかったのでそのまま流されましたが(^^; 

そして確認が終わると、「あそこのプリンタから書類が印刷されるから、それもってあそこのIn Chargeっていうところに行って」と言われる。プリンタ、遠い・・・。やっぱり導線がおかしい・・・こんな重要書類を本人に適当に取りに行かせるなんて、印刷の順番間違えて別の人と取り違えたりしないのかしら?と思いながらセルフサービスで書類を取ってIn Chargeな偉い人のところへ。。。
そこで最終確認のうえ、ぺらっとしたプリンタから出てきたA4のコピー用紙にえらい人の直筆サインを貰って、終了です。。。

こんなぺらっとしたのが重要書類だなんて!偽造されそう!なくしそう!うっかり捨てそう!>< 昔は冊子だったらしいのに・・・。
ちなみに、住所変更は、データを1から入力させるくせに、新しく発行されれるのではなく、住所をここに変更しましたよ、という別のA4が印刷され、最初の登録書類にステープラーで無造作にとめられるだけです。。。これだけ???うっかりはずれそう!偽造されそう!(以下略

この外国人登録兼滞在許可書の書類は、ぺらっとした重要性の薄い書類にみえて、その実、いろんな契約のときの証明に必要だったり、観光地で持っていると入場料などがインド人料金になったり、飛行機に乗るとき(国内線含む)に提示を求められたり(私この間乗ったけれど求められなかった。。。でも、これを携帯していなくて危うく乗れないところだったという話も聞いたことあります。)いろんなところで必要になるらしいので、パスポートと一緒に大事に保管する必要があります。

あと、有効期限が1年間なので、私は2年間のビザで来ているから、1年後にもう一度期間延長の手続きにいかなくちゃいけないんだろうな・・・。
件の登録手続きに関するインストラクションをみると「Residential permit is issued at the time of registration, its validity being the period of stay specified in the visa. Application for extension of the Residential Permit should be made at least TWO months before its expiry to the nearest Registration Officer in the prescribed form.」って書いてあるんだけど、私はビザの期間とはずれている。。。少なくとも2ヶ月前って、いつから延長手続き開始できるんだろう。。。4月はFRROが混雑することがわかったので、なるべく込んでない時期に行きたいな~。